伊園 旬 / ブレイクスルー・トライアル 2 東京湾岸奪還プロジェクト(宝島社/文庫)
もはや前作の大部分を覚えていないまま読み始めたのですが
やはり...結構シンドかったです。登場人物の背景なんか
覚えてないよなー。もう少し今作の前半部分で、上手く
なぞってくれれば...なんて思ったりして。
基本的には強固なセキュリティをかいくぐって、様々な
アイテムやコンピューター...そして知力を駆使して侵入するのが
メインどころとなるのでしょうが、今作はそのいづれのミッションも
いまいちピンと来なくて...侵入、攻略性のゲーム感覚のドキドキ感が
薄れているような印象を受けてしまいます。そのもの自体が薄いのか、
そこに至るまでの状況設定に裂いた時間と、その状況がスルりと
頭に入ってこない為なのかが分かりませんが...どっちにせよ
散漫な印象です。申し訳ない。
終盤の誘拐された娘達による脱出劇も、ちょっとあまりにも
「どうなのよ?」的な疑問符があるまま進んでしまうので
折角のプロットが活きていない...よーな気がします。
もっと侵入ミッション、バリバリに偏った作品を次作以降に期待。

やはり...結構シンドかったです。登場人物の背景なんか
覚えてないよなー。もう少し今作の前半部分で、上手く
なぞってくれれば...なんて思ったりして。
基本的には強固なセキュリティをかいくぐって、様々な
アイテムやコンピューター...そして知力を駆使して侵入するのが
メインどころとなるのでしょうが、今作はそのいづれのミッションも
いまいちピンと来なくて...侵入、攻略性のゲーム感覚のドキドキ感が
薄れているような印象を受けてしまいます。そのもの自体が薄いのか、
そこに至るまでの状況設定に裂いた時間と、その状況がスルりと
頭に入ってこない為なのかが分かりませんが...どっちにせよ
散漫な印象です。申し訳ない。
終盤の誘拐された娘達による脱出劇も、ちょっとあまりにも
「どうなのよ?」的な疑問符があるまま進んでしまうので
折角のプロットが活きていない...よーな気がします。
もっと侵入ミッション、バリバリに偏った作品を次作以降に期待。

富樫 倫太郎 / SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室 4 黒い羊(中央公論新社/文庫)
読みたかったシリーズの一つ。ようやく入手出来て嬉しい。
今回はキラークイーンの異名を取るアグレッシヴな
殺人鬼近藤さんの登場でなく、全く別のタイプの
殺人犯罪者と対峙する事になる、ハグレチームのSROの面々。
相変わらずのつま弾き、および変人の集まりですが、
シリーズ2作目くらいから、今作の裏主人公的な存在感を
醸し出していた「針谷(通称ダーティーハリー)w」が
今作ではその異様な存在感が更に大きく、このシリーズの鍵
となっているような気がします。
過去3度に渡って犯人を射殺した殺人刑事。その家庭環境も
相当に複雑で、今作に登場する犯人とのオーバーラップは
次作以降の大きな展開にもつながりそうですよね。SROの
黒い羊ハリーのブラックボックスは閉じたままでいられるのか??
更には前作で打ちのめされた一課の女性刑事の今後の
絡みもいい感じの伏線となっていて、これ以降の作品に
寄せる期待も高まります。
「ジウ」シリーズあたりが好きな人にはハマるんじゃ
ないですかね?? 早く続き読みたいぉ。

今回はキラークイーンの異名を取るアグレッシヴな
殺人鬼近藤さんの登場でなく、全く別のタイプの
殺人犯罪者と対峙する事になる、ハグレチームのSROの面々。
相変わらずのつま弾き、および変人の集まりですが、
シリーズ2作目くらいから、今作の裏主人公的な存在感を
醸し出していた「針谷(通称ダーティーハリー)w」が
今作ではその異様な存在感が更に大きく、このシリーズの鍵
となっているような気がします。
過去3度に渡って犯人を射殺した殺人刑事。その家庭環境も
相当に複雑で、今作に登場する犯人とのオーバーラップは
次作以降の大きな展開にもつながりそうですよね。SROの
黒い羊ハリーのブラックボックスは閉じたままでいられるのか??
更には前作で打ちのめされた一課の女性刑事の今後の
絡みもいい感じの伏線となっていて、これ以降の作品に
寄せる期待も高まります。
「ジウ」シリーズあたりが好きな人にはハマるんじゃ
ないですかね?? 早く続き読みたいぉ。

横関大 / チェインギャングは忘れない (講談社/ハードカバー)
乱歩賞作家さんですね。少しづつ作風がライトになって
きている気がしますが、こっちが素なのかもしれないですね。
かなり読み易いし、会話のテンポも良いのでサクサクです。
今作は高校時代に出会った2人の少年と少女の物語ですが...
余りも夢物語...というか甘くて蒼過ぎるのが気になって
しまいます。流石にここまでの偶然...というかご都合というか...
には萎えかかってしまいますが、前述のようにテンポの良い
会話と主人公のスーパーマンっぷりが、厭味のない「いいヤツ」
っぷりに次第に引き込まれてしまいましたw。
結果...面白かったスw。
でも、後半の所謂ミステリ的なドンデン返しは、なくても
良かったのでは? と思ってしまいます。確かにストーリー的には
それなりの驚きはありますが、それ以上に困惑や、物語上の
必然性が感じられなかったので、ちょっと付け足し感を
感じてしまうのが勿体ないような気が...。
ライトな邦画やドラマの原作のような作品なのでベッタベタな
展開の方が受けそうだし...。
ここは、最後まで主人公「修二」の底抜けにいいヤツで
凄い出来るキレ者っぷりで押してもよかった気がしますw。

きている気がしますが、こっちが素なのかもしれないですね。
かなり読み易いし、会話のテンポも良いのでサクサクです。
今作は高校時代に出会った2人の少年と少女の物語ですが...
余りも夢物語...というか甘くて蒼過ぎるのが気になって
しまいます。流石にここまでの偶然...というかご都合というか...
には萎えかかってしまいますが、前述のようにテンポの良い
会話と主人公のスーパーマンっぷりが、厭味のない「いいヤツ」
っぷりに次第に引き込まれてしまいましたw。
結果...面白かったスw。
でも、後半の所謂ミステリ的なドンデン返しは、なくても
良かったのでは? と思ってしまいます。確かにストーリー的には
それなりの驚きはありますが、それ以上に困惑や、物語上の
必然性が感じられなかったので、ちょっと付け足し感を
感じてしまうのが勿体ないような気が...。
ライトな邦画やドラマの原作のような作品なのでベッタベタな
展開の方が受けそうだし...。
ここは、最後まで主人公「修二」の底抜けにいいヤツで
凄い出来るキレ者っぷりで押してもよかった気がしますw。

古野まほろ / 探偵小説のためのヴァリエイション「土剋水」(講談社/ノベルス)
シリーズ2作目。これは正直感想書くのが...難しいですw。
スゲー簡単に粗筋を書くと、ほんの数行で事足りる事件を
女子高生陰陽師探偵の「コモ」が、敢えて陰陽師の力を
駆使せずに、あくまでも本格派よろしく、の探偵ばりの
洞察力と、論理的な推理と思考によって事件の犯人を
あぶり出す...というものなのですが、この作品自体に
散りばめられた小ネタと、ギャグ(?)、やラノベ的な
文章。主人公「あかね」による妄想モード...etcで
かなりの分量がある為、シンプルな事件の割には
やけにページ数が多いw。でも、この事件以外の
妙なところに伏線が忍ばせてあったりと、実に
やっかいな作品。
でも、クセになるし、なによりもニヤニヤが止まらないし、
そのクセ、後半の探偵「コモ」の探偵的演繹法と探偵的帰納法
による犯人との対峙のあたりは厭味なほどに前半のチャラさを
覆すような、性格の悪さを剥き出しにしたような、文字と
思考による論破パート。しかも....「コモのひとことメモ♡」
なんて事をしながらなんだから...真剣に読んでいいのか、
良く分からないんすよねw。
題材にかるたを使っているのが非常に効果的で、世界観と
妙にリンクしているのが、実は素晴らしい。

三津田信三 / 七人の鬼ごっこ (光文社/ハードカバー)
コンスタントに佳作を書かれているホラーミステリ作家の
「だるまさんが転んだ」をモチーフにした書き下ろし。
どちらかと言うとやや、犯人探しのミステリ側に
寄ってるようで、ホラー要素は今回はややソフト目
かもですね。電話越しに聞こえる少女の歌声など
怖い要素はあるものの、さほどのオドロオドロしいもの
ではないので、ホラー要素な人が苦手でも問題ナシ。
誰もが知ってる子供の遊びになぞらえた連続殺人事件は
小学生の頃に遊んだ友人達を次々に襲うのですが、その
彼等の過去の現在の事件はリンクしていて、その中で
「だるまさんが転んだ」が上手く使われています。
ただ、登場人物が多くないので、単純に消去法で、
事件の所謂「犯人」は絞られてしまうんですよね。
その部分を上手く濁したり、細かいトリック(?)を
盛りこんで分かり難くしているんですが...少々無理が
あるようで、後半の「七人目」の子供の正体の辺りからは
やはりホラーミステリであって、本格とは違うんだな...と
思ったりしてw。
この方の作品に多く見られる主人公がホラー作家... という
設定は今作も健在で、その部分においての着地は綺麗に
決まっています。

「だるまさんが転んだ」をモチーフにした書き下ろし。
どちらかと言うとやや、犯人探しのミステリ側に
寄ってるようで、ホラー要素は今回はややソフト目
かもですね。電話越しに聞こえる少女の歌声など
怖い要素はあるものの、さほどのオドロオドロしいもの
ではないので、ホラー要素な人が苦手でも問題ナシ。
誰もが知ってる子供の遊びになぞらえた連続殺人事件は
小学生の頃に遊んだ友人達を次々に襲うのですが、その
彼等の過去の現在の事件はリンクしていて、その中で
「だるまさんが転んだ」が上手く使われています。
ただ、登場人物が多くないので、単純に消去法で、
事件の所謂「犯人」は絞られてしまうんですよね。
その部分を上手く濁したり、細かいトリック(?)を
盛りこんで分かり難くしているんですが...少々無理が
あるようで、後半の「七人目」の子供の正体の辺りからは
やはりホラーミステリであって、本格とは違うんだな...と
思ったりしてw。
この方の作品に多く見られる主人公がホラー作家... という
設定は今作も健在で、その部分においての着地は綺麗に
決まっています。

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