湊 かなえ / 夜行観覧車(双葉社/ハードカバー)
「告白」映画化おめでとうございます!のタイミングで
出た新作。例によって登場人物は少なく、その個々の
視点で語られるひとつの殺人事件。
物事は見る角度、語る人によって異なった様相を
見せるってのはこの方のある種一貫したスタイル
になってきてますね。
前作あたりではやや食傷気味だったのが、今回の
作品では、登場人物の全てが厭な人ばっかで、
ある意味強い骨格になっており、嫌悪感はつのりますが
それが逆に心地いい...みたいな...。
もはやこのウエットでジメっとした粘着的な
モネモネした変な感覚はかなえスタイルになってます。
とは言えやはりこのパターンから脱却した作品で
「告白」級の突き抜けた作品を期待しちゃいます!
ラストで展開されるその事件の結末は...予想した
ものとは180度違うものでやや拍子抜け感は否めない
ですが、これはこれで逆に怖いっつーか...。切られた
傷口がいつまでもジクジクするような...それはそれで
悪くないです。
出た新作。例によって登場人物は少なく、その個々の
視点で語られるひとつの殺人事件。
物事は見る角度、語る人によって異なった様相を
見せるってのはこの方のある種一貫したスタイル
になってきてますね。
前作あたりではやや食傷気味だったのが、今回の
作品では、登場人物の全てが厭な人ばっかで、
ある意味強い骨格になっており、嫌悪感はつのりますが
それが逆に心地いい...みたいな...。
もはやこのウエットでジメっとした粘着的な
モネモネした変な感覚はかなえスタイルになってます。
とは言えやはりこのパターンから脱却した作品で
「告白」級の突き抜けた作品を期待しちゃいます!
ラストで展開されるその事件の結末は...予想した
ものとは180度違うものでやや拍子抜け感は否めない
ですが、これはこれで逆に怖いっつーか...。切られた
傷口がいつまでもジクジクするような...それはそれで
悪くないです。
by neon_books
| 2010-06-03 13:01
| 国内作家ま~
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