麻見 和史 / 石の繭 警視庁捜査一課十一係(講談社/ノベルス)
以前に一作だけ読んだ時の作品つ随分印象が違いますね。
どうやら作者の新機軸って事で警察小説です。
元々の路線の本格ミステリの要素と泥臭い警察小説の
融合という事らしいですが、確かに、事件の概要や
要所に出てくる手掛かりや、アイコンなどは
本格ミステリのテイストはあります。
理解不能なモルタル漬けの遺体、犯人による犯行声明と
その謎解きのヒント...etc なかなか事件の謎を上手く
演出してくれます。
一方事件を追うのは親子2代に渡って刑事となった
新人刑事「塔子」を始めとした捜査一課...という
警察小説の王道。次第に判明してくる事件の背景や
真相、そして犯人側の動機と、そこに至る心情の
経緯など...確かに探偵ではなく、警察小説に上手く
絡めて納得の作品ですね。
「白熱する頭脳戦!」って割には終盤の詰めでは
直感頼りだったりするのがやや拍子抜けですが、
「塔子」の脇を固めるサブキャラの刑事達も
いい味出してるし、もう少しこのメンバーでの
活躍を読みたくなります。
どうやら作者の新機軸って事で警察小説です。
元々の路線の本格ミステリの要素と泥臭い警察小説の
融合という事らしいですが、確かに、事件の概要や
要所に出てくる手掛かりや、アイコンなどは
本格ミステリのテイストはあります。
理解不能なモルタル漬けの遺体、犯人による犯行声明と
その謎解きのヒント...etc なかなか事件の謎を上手く
演出してくれます。
一方事件を追うのは親子2代に渡って刑事となった
新人刑事「塔子」を始めとした捜査一課...という
警察小説の王道。次第に判明してくる事件の背景や
真相、そして犯人側の動機と、そこに至る心情の
経緯など...確かに探偵ではなく、警察小説に上手く
絡めて納得の作品ですね。
「白熱する頭脳戦!」って割には終盤の詰めでは
直感頼りだったりするのがやや拍子抜けですが、
「塔子」の脇を固めるサブキャラの刑事達も
いい味出してるし、もう少しこのメンバーでの
活躍を読みたくなります。
by neon_books
| 2011-05-25 07:19
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