the books

北山猛邦 / 猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条 (講談社/ノベルス)

探偵助手を育成すべく日本に唯一ある大学の専門学部。
その生徒である「クンクン」と教官であり探偵の「猫柳」。
今回は山に閉ざされた山村に舞い込んだ殺人予告の
脅迫状を阻止すべくクリスマス前に赴く。

この探偵「猫柳」は知名度、実績とも低い。その訳は
事件が発生する前に未然に防ぐ故、そもそも事件も
発生しなければ犯人逮捕にも至らない...という特殊な探偵。
今作もそれに乗っ取って、村に残る伝説に準えた連続殺人を
次々に未然に防ぐ...という展開。
これは、こうしてストーリーで読んでいくと予想以上に
地味な展開w。ミステリとしてはやはり高いハードルですね。
そこを回避する為に今作では北山氏独特の物理トリックを
登場させ、上手くバランスを取っていますね。

終盤の犯人との疑似対峙シーンは...ジョーカー的な
存在の登場によって「探偵」そのものは今回の事件には
関与しなかったという猫柳スタイルを貫徹。
やはり侮れないし、面白い。

さらにはクンクンと猫柳のラブコメ度もアップし、
キャラものとしても秀逸な作品にして、最終的には
地味さ回避に成功している結構...いい作品。
そしてオビのキャプコメントが秀逸。
「 頼りなげで危なっかしい 女性名探偵が謎を解く!
因習にとらわれた村で猫まっしぐら!」

e0156857_1404257.jpg

[PR]



by neon_books | 2013-04-07 01:40 | 国内作家か~

private book review
by neon_books
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

最新のトラックバック

フォロー中のブログ

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧