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2010年 10月 23日 ( 1 )




大門 剛明 / 告解者(中央公論新社/ハードカバー)

社会派ミステリの新星、ハイペースでの
執筆ですね。今作も作品を通して書かれる
テーマにはブレがなくズシリとした一本の
太い幹が根付いています。
「更生」という事。罪を赦すという事。
適度な重厚感と緊張感を伴って
グイグイと読ませてくれます。

いくつか安直すぎてやや辟易するような
場面や構成もあるのが個人的にはシンドい
ですが、「更生」と「赦し」という主題
自体は上手く読者へ提起されている様に思います。

但し、やはりミステリ的な部分はやや弱い?
冒頭で描かれ、今作の肝になっている殺人事件の
解決としては余りにもお粗末...な気がします。
哀しみを背負った刑事「梶」の取る行動にも
大きな疑問が残ってしまう。
むー....惜しいのです。

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by neon_books | 2010-10-23 00:42 | 国内作家た~

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