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永瀬 隼介 / ノーマンズランド (徳間書店/ハードカバー)

好きなジャンルだと思ったんだけどなー。

中盤までの、視点がコロコロと変わる展開(これがまた結構
読みにくかったー)と、一向にストーリーの主題が見えてこない
為、苦心しながら読みました。
後半にかけては、テンポもよくなり、なるほど! と追っていける
ようはなったんですが...。

結局中途半端な印象は拭えないです。
山の破壊とオオカミが主題かと思いきや、要素的には
サイコなシリアルキラーな方向にストーリーが大きく逸れて
いくあたりから、醒めまくり。
もちろんエンターテイメントな小説として成立させつつ、
こういった主題を盛り込む難しさは分かりますが、もっと
突っ込んで書ききっても良かったのでは?
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by neon_books | 2009-01-30 11:54 | 国内作家な~

鯨 統一郎 / いつか、キャッチボールをする日 (PHP研究所/ハードカバー)

男の夢...の中のひとつとして、
自分の息子とキャッチボールをする...というのは
かなりの男の夢なのではないだろうか...。
自分自身はとうに諦めていることではあるが、
こうしてまざまざと活字にして読むと、複雑な思いがあります。

卑怯なくらいベタベタで、グッとしょっぱいモノを
飲み込み、噛み殺して読みきりました。

冷静に考えると本当になんて事ない話しなんですけどね...。
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by neon_books | 2009-01-29 17:33 | 国内作家か~

恩田 陸 / ロミオとロミオは永遠に (早川書房/ノベルス)

タイミングが悪く(?) 折りしも、某放送局が必至コイて
宣伝している某漫画原作の映画公開直前に読んでしまい、
どうも、その漫画の世界感とカブってしまった。
内容が似てるとかではなく、昭和のオマージュ的な意味合いでね。
そして読書中にずっーと、アノ曲が流れてました(笑)。

作者の遊びもたっぷり、苦心しながらも楽しんで
書かれていたのかな? と思わせる茶目っ気のある描写も
多く、オジさん的には楽しかったですね。
SF学園アクションを主体にした展開も、引き込まれます。

ただ....ラストが少々乱暴かしら....アイツやアイツはあの混乱の
さなか、どうなったんだろ? とか思ってしまいます。登場人物の
全ての決着はつかないまでも、やや気になるところ。
ラストの意図自体は凄くいいんで、ちょっぴり残念...。

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by neon_books | 2009-01-29 12:30 | 国内作家あ~

道尾 秀介 / 片目の猿 (新潮社/単行本)

おぉぉぉー! この手法が使えるのが活字の面白い
ところですよね!! 映像化が不可能!

オリジナルは携帯小説だったらしく、テンポ、スピード感も
かなり良くてサクサク読めちゃう。
多少強引で、ご都合主義な展開はありますが、気に
ならない面白さ。
キャラクター設定とストーリーの骨格が抜群に
活きてるからかね。

活字スゲー!!

続編を書いてくれないかなーと期待しちゃいます。
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by neon_books | 2009-01-28 12:42 | 国内作家ま~

湊 かなえ / 少女 (早川書房/ハードカバー)

えっと、1/23発売で購入したのが、昨日27日...で
すでに3版目って...凄い売れてんだよね(笑)?

で、期待の2作目は...ヤラれた! 期待しすぎでした!

きっとプロット(?)や手法は前作のようで面白いんですが
あまり練れていない感じがしちゃうんですが...。
そして余りにも登場人物間の輪廻(?)がクドいような...。
ラストの件はさすがに想像出来なかったけれど、途中の
展開は、あぁ...やっぱりという感じで、前作の衝撃度ほどは
なかった事が物足りなさに感じてしまったのかしら。
いや、そういう意図したプロットなんでしょうけどね。

イマイチ、どこをどう楽しめばいいのか
分かりにくかったっス。
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by neon_books | 2009-01-28 12:37 | 国内作家ま~

熊谷 達也 / 相剋の森 (集英社/文庫)

もう、個人的には無条件で好きな題材。マタギ。
自然保護、クマとの共存、都市生活....この題材
を描くにあたってついて回るテーマ...というか
必然的に、展開されるストーリーは制約され
予想しやすい話になりがちですが、個人的には
気になりませんねー。

山や森で暮らすという事に、深層的に憧れが
ある所為か、凄く、ワクワクして読み耽ってしまいます。

今作は、若いマタギの頭と、都会の女性ライターという
視点の交差と、その2名それぞれの恋愛模様も描いたため
ストーリー全体や、結末がああいった形になった模様ですが
更に、マタギ側に踏み込んだ展開でも、全然良かったのかも。

でも、凄く、凄く、大好きな場面もあって、大満足の一冊。
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by neon_books | 2009-01-27 13:02 | 国内作家か~

坂木 司 / ワーキング・ホリデー (文藝春秋/ハードカバー)

今の自分に全く足りていないものが、いつも、この人の作品には
溢れています。こんな理想を絵に描いたような優しさと、暖かさの
安売りは、毛嫌いする人も多いかもしれないですね。
何せ、嘘クサイもん。

でも、自分にとっては絵本みたいなもので...絵空事でも理想でも
いいんです。自分が生きてきた中での数々の間違いや失敗が、
間違いで、失敗だった....と今更ながらこういった作品を読むことで
忘れずに済むんだから...。

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by neon_books | 2009-01-26 15:00 | 国内作家さ~

日明 恩 / 埋み火 (講談社/ハードカバー)

消防士シリーズの続編。「~警官~」シリーズに比べると
色んな要素がライトなタッチで書かれつつも、主題は
社会生活の根である、人間の関係性を分かりやすく
描いている...のかな?
前作以上に浪花節だし、ベタベタなあざといとすら思える
展開は健在だし、個人的にはやはり好きです。

とはいえ、さすがに今作はクド過ぎるかしら(笑)。
事件が解決してからの話しも長すぎるし、余りにも
その部分をグイグイおされると...ちょっとヒくっス(笑)。

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by neon_books | 2009-01-26 14:59 | 国内作家た~

日明 恩 / 鎮火報 (講談社/文庫)

警官シリーズでドップリハマッた作者の別シリーズは...消防士。
消防に関する様々な、そして同じ都民としては、耳が痛く、そして
あまりにも知らない事が多く書かれており、単純に興味深く読める。

今作でも作者得意の、浪花節が炸裂。これでもか、これでもか
と熱い台詞が連発し、おっさんの涙を誘いますねー。
人物の描き方も非常にベタで分かりやすく、警官シリーズよりも
実写向きかしらね?

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by neon_books | 2009-01-26 14:58 | 国内作家た~

柳 広司 / ザビエルの首 (講談社/文庫)

面白いー。歴史ミステリーとはいいつつ、基本は
現代が舞台だし、そのSFチックな設定上、当然
謎解きに於ける思考経路も現代ミステリーな訳で...。
ヘンテコだけどかなり面白い作品です。

そのミステリーの表面下には宗教に対すること、
善悪についてなど、興味深い作者の言葉も
しっかり盛り込んであり、伝わってきます。

一気読み系の面白さ。

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by neon_books | 2009-01-26 14:56 | 国内作家や~

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