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高野 和明 / 13階段 (講談社/文庫)

重厚な内容にして、緻密なストーリーに圧倒されます。
死刑の是非...そして前科者の更生と社会復帰...
こんな人間が簡単に文字に出来る程、安易な問題ではなく、
もし自分の職場や周辺にそういった人がいた場合...自分は
どんな態度にでるんだろう。

...と言った事も考えさせられつつも、単純に読み物として
面白いです。意図的なミスリードと分かっていて、そこから先の
読めない展開。あくまでも小説のテーマとしているこの重たい
主題に沿った様々な人間描写。
さすが、江戸川乱歩賞作品です。

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by neon_books | 2009-02-28 00:26 | 国内作家た~

誉田 哲也 / 武士道セブンティーン (文藝春秋/ハードカバー)

立て続けに続編を読了。本当に敢えて言うなら前作で終わっても良かった
気がします。それくらい前作のラスト1ページは美しかった。

今作はより両主人公のパーソナルを描き、やや比重は
前作と逆になっているような気がします。葛藤する少女に対し
不器用に励まし、共に高みに向かっていこうとする直向な姿には
グッとさせられます。男同士を描くよりも、こういった描写は
少女の方が似合いますね....というのは男の勝手な幻想ですか?

凄く面白いし、本当に万人に自信持ってオススメできますね。

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by neon_books | 2009-02-27 12:37 | 国内作家は~

岡嶋 二人 / 眠れぬ夜の殺人 (講談社/文庫)

岡嶋作品には珍しいシリーズもの。第一弾。
そらそうですよねー。このまま終わったんじゃ、0課的な
あの特殊部隊が何なのか全く触れてないものね。

読んだ順番が、貫井徳郎の「症候群シリーズ」が
先だったんですが、今作が土台になってるんですね。
解説も貫井氏が書いてるし。
その土台だけあって、イジりようのないくらいに
スマートに読ませてくれます。
事件の構図自体は途中から、読書も簡単に推理できるけど
そこから先の展開は、さすが、岡嶋作品という展開。

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by neon_books | 2009-02-26 15:24 | 国内作家あ~

誉田 哲也 / 武士道シックスティーン (文藝春秋/ハードカバー)

ようやく読めました。評判通りの、凄く良質な青春小説。
剣道を題材にしたところがウマい! 所謂、剣豪ものにせずに、
ポップなテイストに仕上げているセンスは流石。
実に面白いです。

主人公がタイプの全く異なる2人の女性で、その2人の
視点で展開し、交錯していくストーリーの手法は
ジウと全く一緒やんけ! ...という意地悪はなしで(笑)。

ラスト1ページの7行。いい文章ですねー。
潔くて、蒼くて、清らかで、強く美しい。

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by neon_books | 2009-02-26 12:06 | 国内作家は~

萩原 浩 / 噂 (新潮社/文庫)

この方ってこういうテイストの作品も書かれるんですね。
ライトホラーみたいな感じですね。読ませ上手な展開で
スイスイ読めます。
ストーリー自体は猟奇殺人と、口コミによる都市伝説の
リンクを描いたものですが、このラストを読む限りでは
また違った側面が....。女子高生...怖し。

でもどちらかというと、「母恋旅烏 」や「誘拐ラプソディ 」
のような作品の方が個人的にはやはり好きです。

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by neon_books | 2009-02-25 18:37 | 国内作家あ~

愛川 晶 / 神田紅梅亭寄席物帳 道具屋殺人事件 (原書房/ハードカバー)

落語とミステリーの融合...というよりはほぼ落語
(笑)。でも面白い。
そういえば20代前半に落語にハマりたくて、訳も分からず
CDを
借りまくった時代があったのですが、当時はその面白さを単純に
理解出来ず断念。
でも今こうして、活字から凄くスンナリ入っていけますねー。
むしろハマりそう...。これ以上読み物増やしたくないんだけ
どー。

自分なりの解釈での落語の面白さは聞き手は、その物語や
ましてはそのオチまでも知った上で、楽しむという事。
演者もよってのその手法やアレンジを楽しむという、余裕さにあるような
気がします。 音楽でいうとカヴァーに近い感覚。

今作が面白いのも、単純に落語を題材にしただけでなく
その謎の解明自体を、ワトソン役(時にはホームズ役)の
噺家が、高座において噺を独自に展開させることによって
解明していく事にあります。一粒で2度オイシイ。

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by neon_books | 2009-02-24 10:57 | 国内作家あ~

東川 篤哉 / もう誘拐なんてしない (文芸春秋/単行本)

これぞ2時間ミステリー。そんなジャンルないけど。
まるで2時間ドラマを見てるような、超軽いタッチの
コミックミステリーの真骨頂。
まるで、80年代初頭のアイドルの登竜門だった
「月曜ドラマランド」のようなドタバタなストーリー。
頭ん中カラにしてサクサク読めます。
読書時間的にもドンピシャ2時間くらいだし。

今後こういった傾向のものは個人的に
「2時間ミステリー」と命名しますー。

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by neon_books | 2009-02-24 10:55 | 国内作家は~

桂 望実 / Run! Run! Run! (文芸春秋/ハードカバー)

立て続けに本格ものミステリーが続いたので
意識して暖っかみのありそうなモノを選んでみました。
確か「県庁の星」の作者...ですよね。

もう少し泣かせてもらえると思ったが...(笑)。
最後がああいった結末で良かったとは思います。
読んでる途中で、その遺伝子云々の部分が
主人公の葛藤だけで終始して描かれていることに
疑問を持ちながら読んでいたので...安心しました。

ただ気分的には無条件で泣かせて欲しい気分だったので
今回は残念ということで。

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by neon_books | 2009-02-23 11:26 | 国内作家か~

誉田 哲也 / ジウ」 (中央公論新社/文庫)

シリーズ完結!! 1完目を読んだ時にここまでの
超大規模な犯罪が控えているとは全く見当付かなかったス。
もう殆どコミックの世界ですよね。新井英樹が描いたら結構
ハマるんじゃないですかねー。

警察小説として括るには余りにも事件が大風呂敷
すぎてチト無理があるとは思いますが、どうせ時間を
使って読むなら、こういうド派手なアクションものが楽しい。

そして、女性主人公2人にまつわる恋愛要素を盛り込んだのが
またいい味になってますねー。

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by neon_books | 2009-02-23 11:25 | 国内作家は~

貫井 徳郎 / プリズム (東京創元社/文庫)

なるほどー。こういうのもミステリではアリなんですねー。
確か歌野晶午もこういったタッチの作品を書いてたような。
こちらの方がミステリ度としては濃厚なのかな。

一つの事件も関わってくる人間の視点が変われば
見方、角度、結末も変わるというのは分かります。
それはいいんですが、どの角度から見ても、不可解な点を残す...
というのはやはり読んでて歯切れが悪いと思ってしまいます。
この場合でいうと睡眠薬...の部分がどうにも歯切れが悪く
感じてしまいました。

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by neon_books | 2009-02-23 11:24 | 国内作家な~

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