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松島 健策 / 逆さ (講談社/単行本)

講談社の新人発掘シリーズ...なんですかね。Birthという
企画みたいです。始めて知りました。
新人リリースの割りにはやや価格が高い...ような気がします。
手が出しにくいかもねー。

で、今作は...うーん...よく分からなかったです。
犯した罪とその罰、そして責任...みたいな事なんでしょうが
そのテーマをどう作者が伝えたたいのか汲み取り難かったです。
自分にとっては。
ストーリーも彼方此方へ飛びがちでもう少し丁寧に
時間を使っても良かったような気もするし。
最終的に(所謂)犯人の正体も動機もなんだかよく
分からないっすー。

このシリーズでアタリ作品が出てこないと定着しなそうな予感。

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by neon_books | 2009-06-30 22:09 | 国内作家ま~

高遠 響 / 大阪は踊る! (アルファポリス/ハードカバー)

これぞ...浪花節。なんだかんだで自分は大阪に対して
相当なコンプレックスがある。コンプレックスというよりは
憧れと羨望が凄いあるんだなー。今作の最後にも主人公の
「拓郎くん」が最後に気づく、大阪を支えるエネルギー源、これ
そのものがパワーに溢れていて、本当に楽しく、羨ましい。

今作ではそんな大阪の根性、人情が丸裸でむき出しで
描かれており、もうこっ恥ずかしくなるくらいにベッタベッタ。
このベタベタ感が最高に心地よく、優しく、温かく、何よりも
オモシロイのですよ。色んな突っ込みを今作は入れながら、
「そんなアホな!」と言いながら読むのが...きっと正しい。

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by neon_books | 2009-06-30 01:40 | 国内作家た~

アンソロジー / 川に死体のある風景 (東京創元社/単行本)

歌野晶午、黒田研二、大倉崇裕、佳多山大地
綾辻行人、有栖川有栖の6人による「川にある死体」
をテーマにしたアンソロジー。

テーマ自体の捉え方が各作家さんによって異なる様を
楽しみと各ストーリーをそれぞれ楽しむという2度
美味しいのが編集本のよいところですね。
今作は割とざっくりとしたテーマが良い方向に作用し
それぞれが短編として非常に面白かったス。
個人的にはもの凄く久しぶりに読んだ綾辻作品が
逆に新鮮でした。これを機にまた読み始めようかなー。

全くの主観による今作のベストは意外にも...歌野晶午でした。

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by neon_books | 2009-06-26 23:47 | 国内作家その他

初野 晴 / 漆黒の王子 (角川書店/ハードカバー)

実は初野作品、未読でした。今作が最初の作品。
途中からミステリというよりはファンタジーだと意識を
切り替えて読み進めて正解だったかも。
ファンタジーというにはあまりにも黒く、哀しいストーリーでしたが
目を惹きつけて離さないオーラに満ち溢れた作品でした。

地面を境にして上下で繰り広げられる、そして、その
両方がかなり現実とはかけ離れた世界であるにも関わらず
両方のストーリーを追うことを止められない中毒性。

色々アレ? ここはどうなんだっけ? と読み返したくなる部分も
多いながら、勢いを殺ぎたくなかったので、とりあえず一気読みしてみました。

きっと自分の読み方の雑さには自信あるので、読み落としがいっぱい
あるんだろうなー。でも、そのあたりは置いておいても充分この
不思議な世界感の物語に浸った時間でした。
ちょっと...人死にすぎなような気もしますが(笑)。

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by neon_books | 2009-06-25 15:21 | 国内作家は~

久間 十義 / 放火 (角川書店/文庫)

警察小説の書き手として著名だったので
気になっていた作家さんだったのですが...
期待が大きすぎたのか読んだ作品の
セレクトミスなのか...。一級品の警察小説と
評価するには難しくないですか??

そもそも放火の実行犯のとった行動や
警察内部の浄化など...読んでいてやや説明や
親切心に欠けるような文章なんですよねー。
汲み取れなかった自分が悪いのかも知れませんが。

ちょっと主題がボヤけてしまった感じで残念でした...。

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by neon_books | 2009-06-23 15:59 | 国内作家は~

奥田 英朗 / 町長選挙 (文藝春秋/文庫)

奇人精神科医、伊良部シリーズその3。
正直飽きてきそうかなーと思っていたところに
やや変化球的な作品になっていました。
これも計算なのかしら?
表題作以外は実名こそ挙げてないですが
読んでる人、全員が実在する固定の人物を
想像しながら読んでますよね(笑)。

その変化球が吉と出るか凶と出るかは受け手
次第でしょうか。自分はダメでしたねー。
伊良部よりもナベツネとかホリエモンとか(あ、言っちゃった)
のキャラが濃く出てしまって、伊良部シリーズっぽく
なくなっている気が...。

まぁ表題作でそれを取り戻すように、暴走しまくってるので
最終的に良しという作品でしたが。

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by neon_books | 2009-06-21 13:00 | 国内作家あ~

椙本 孝思 / 魔神館事件 (角川書店/単行本)

先にシリーズ2作目を読んでしまっていたので
やや面白さは割引されたかも…。
ごまんとあるであろう、陸の孤島で起きる連続殺人もの。
展開とトリック自体にはさほど新しさや斬新さはなく、
そういった古典王道モノをライトに読む感じ…かしら。

でも、この方向は「QUIZ」よりも全然面白いし、
もっと書き進めて欲しいスね。

犬神博士(笑)とハテナの関係はブラック・ジャックと
ピノコ…だよね。微笑ましいです。

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by neon_books | 2009-06-20 15:41 | 国内作家さ~

安田 賢司 / 二重人体 (講談社/単行本)

大雑把で粗が多くて...そしてミステリとしては
中盤くらいにはなんとなく概要の殆どが想像ついて
しまうくらいなんですが...妙な作品の持つ熱に
引込まれて読み切ってしまいました。
醒めて読んでいたら、最後まで読まなかったかも...
つーくらいになんか詰め込み過ぎ(笑)。
もうちょっとここは丁寧に展開してよーと思うくらいに
ギュウギュウでギッチギッチ。まぁ、そこがこの作品の
持つ高い温度に繋がっているのかもしれませんが。

このプロット自体はやはり今でも妄想するネタのうちの一つですよね。
パーマンのコピーロボットのようには大人の実社会では
いかないものなんでしょうね。

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by neon_books | 2009-06-19 03:55 | 国内作家や~

山下 貴光 / 屋上ミサイル (宝島社/ハードカバー)

結構イタい目に合いがちなこのミス...にしては
アレ?結構いいかも? と思った掴み。
この大風呂敷をどう畳んでいくんだろうなーと
割とワクワクして読み始められますよね。
...最初は(笑)。

巻末の選評の4人が口を揃えて「伊坂作品の...」と
言うのも心から納得のクリソツなテンポと会話とキャラ。
「終末のフール」も勿論ですが「砂漠」のキャラ設定も下敷きに
なっているような感じですよね。あ、「グラスホッパー」も。
ま、でも選評でのマイナスな部分を受け入れながら読んでいる分
には結構面白いんじゃないでしょうか?

それよりも大賞が2作あるっていう出版社の打ち出しが
胡散臭い。オビに「どっちから読む?」って書いてあるのが
確信的でなんかイヤだー(笑)。

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by neon_books | 2009-06-19 00:15 | 国内作家や~

小峯 隆生 / 玉師 (PHP研究所/ハードカバー)

こ、こ、こ、これは...アカン。勇み足だったなー。
数年前に流行ったようなスタイルかつストーリーの
ハードボイルド風のクライムノベル...っていうんですかね。
こういう作風のもの当時結構読んだなぁ...そう言えば。
という印象以上何も残らない作品でした。残念ですが、
自分にとってはハードボイルドなんかじゃないっ! って思いたい作品。

購入してから分かったんですがこの作者って当時から
胡散臭くて、色んなところに顔出して、憎まれ口を叩いていた
ような人だった気がしますねー。知識と理論武装した
鬱陶しいイメージが離れないんですよね。当時、宅八郎氏とモメてましたよね(笑)。

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by neon_books | 2009-06-18 00:25 | 国内作家か~

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