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小路 幸也 / 東京バンドワゴン (集英社/文庫)

ずっと読みたかったシリーズ。たいした量じゃないのに
3日間読むのにかかってしまった。
シャレにならない仕事量で毎日終電で帰る日々。
暑さも加わり完全に体力的にまともじゃない...。助けて。

という気分もちょっとスッキリするような
圧倒的なホームドラマ。そして完全無欠な人情モノ。
好きな言葉ではないけれどこれは癒されました。頬も
涙腺も程よく刺激してくれて大満足。これは人気になりますよねー。
今ではこんな大家族なんて...少なくても自分の周りには
いないと思うけど、こういうの読んじゃうと...やっぱり
いいなって単純に思いますよね。うん。

本当にきっつい日々をほんの少し...助けてもらったかな。

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by neon_books | 2009-07-31 00:44 | 国内作家さ~

初野 晴 / 水の時計 (角川書店/ハードカバー)

仕事の忙しさが尋常ではなく...読み終えるのに
5日もかかってしまった...。当然細切れで読まざるを得ない
はめになった事が悔やまれます。
想像以上に哀しくも息苦しいテーマを寓話のように
読ませる力量はここまで読んだ作品から期待通りの
内容の良さ。

漆黒の~でも思ったんですが、読んでいてコチラが
もっと食いつきたい部分を割とサラリと流していたり
特に追いかけるような描写がなかったり...というのは
少しだけ、少しだけ物足りなさも...あったかも。

でも残酷なようで読後の印象がちっともイヤじゃない
良質のファンタジー。

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by neon_books | 2009-07-28 10:51 | 国内作家は~

アンソロジー / STORY SELLER (新潮社/文庫)

なんという豪華な作家陣による短編集でしょう。
大人気の伊坂幸太郎につられて多くの人が
手に取って読まれるといいなーと思います。

自分も今作で初めて佐藤友哉を読んだし(想像以上に
読める作品でビックリでした)、伊坂作品は当然のこと
道尾さんの安定感も大満足だし、ド名作のサクリファイス(しつこい)
の別ストーリーを披露する近藤作品も良かったし、
なによりタイトルにもなっている有川浩 !!!
なんて作品を書くんでしょう...。最低の人間と最高の人間を
こんな短編に登場させて、あんな文章を書いて...「読む側」
の人間の感情をこんなに揺さぶって...。
うぅぅ...凄い。 凄い。

有川作品の浮き方が突出してしまった印象ですが
本当に前編面白い、すぐれた短編集。これはいい。

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by neon_books | 2009-07-23 18:26 | 国内作家その他

竹内 真 / じーさん武勇伝 (講談社/ハードカバー)

兎に角軽いものが読みたかった。仕事が忙しすぎて本当に
シンドい。シンドすぎる。手元にあった中で一番、軽くて
読みやすそうで元気でそうなものが...今作だったんですが。

軽すぎるーw。ホラ話しみたいな展開がコロコロ、コロコロ
転がって雪だるま式に大きくなってる。
決してキライな作品じゃないんですが、余りにも...な感じで
疲れた体と眠たい瞼にはカンフル剤にはならず...。

じーさんとしても最強ですが、もはや人としても最強。
こち亀を読んでるような感じだったなー。

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by neon_books | 2009-07-22 21:46 | 国内作家た~

倉阪 鬼一郎 / ダークネス (早川書房/ハードカバー)

うーん...なんか何を書いてもネタバレになりそうな気がする。
倉阪作品の割りにはド直球一辺倒なスタイルで
この後、どうなるんだろう? どうひっくり返る展開に繋がって
いくんだろうという期待を持ちつつ...実は王道のホラー作品
として読ませるものでしたね。

これはこれで面白かったし、怖かったし、いいんですが...。

個人的な勝手な期待感がショボンと置き去りに....。

アートワーク,よく見るとかなりイヤーな怖いイラストですね。

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by neon_books | 2009-07-21 23:59 | 国内作家か~

菅野 ひろし / 秒奪 (ポプラ社/ハードカバー)

元々は04年に出版されていた作品を改訂、再構成
したものの再発本。
確かに事件を起す手口は異例だし、斬新で普段
目にしていつつも特に意識していない信号というところは
面白いです。その交通管制システムの概要も(専門的な
用語が多いにせよ)面白く読める。
どちらが先が分からないですがTOKYO BLACKOUT
に近いパニック小説を思わせます。

が、ストーリー全体が冒頭のインパクトとは別の方向へ
序々に進んでいくと、スピード感と高揚感が失速していく。
正義と悪の対峙の構造も最終的には何だか良く分からない
うやむやなもので、読後のカタルシスは...残念ながら得られない。

なんか...勿体ないなー。

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by neon_books | 2009-07-20 13:02 | 国内作家か~

坂木 司 / 切れない糸 (東京創元社/単行本)

坂木作品としては異例の「短劇」の内容が薄ら分かっていたので
敢えて、坂木さんらいしい作品を一つ未読にしておいたのが今作。
短劇の余韻のまま新作を待つのは結構ツラいと思ったからw。

やはりこの方の作品には自分が手に出来なかったものや、成れなかった
自分、そして恥ずかしいし青臭いけど、間違っていないものが
そっと詰め込まれています。
煩わしいし、面倒な近所の個人商店街が無くなっていったこの時代は
経済効果以外のものを失った。確かに、昔は良かったのだ。確実に
今なんかよりは良かったのだ。

こういった事を坂木作品を読んだ後にいっつも思ってしまう。

もちろん作品としても当然面白いです。始終ニヤけっぱなしだし
美味しそうなコーヒーの香りや食べ物の暖かさに
包まれているような感覚のする作品です。

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by neon_books | 2009-07-19 19:07 | 国内作家さ~

ヒキタ クニオ / 遠くて浅い海 (文藝春秋/単行本)

なんか懐かしい雰囲気の作品だったなー。以前貪るように
花村萬月とかを読んでいた頃のような...。
純粋培養された天才と俗世にまみれて生きる天才同士が
惹かれ合いながら、殺し合うというシンプルな構図で
ストーリーは進む。どちらの天才も魅力的に描かれていて
殺し合わなければいけないという展開ではなく、もっと
長編で2人のじゃれあいを見ていたかったなー。

発売当時に狂気の桜を読んで以来すっかり遠ざかって
いたんですが...もしかしたら「消し屋A」と繋がっている
作品だったのかな...。

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by neon_books | 2009-07-19 11:08 | 国内作家は~

大門 剛明 / 雪冤 (角川書店/ハードカバー)

横溝正史ミステリ大賞受賞作。真摯な文章で考えさせられる
テーマを真っ向から正面切って、筆圧の高いメッセージが
伝わってくる。サラリと読む事が自然と出来ずに、体力を使う
作品だったように思います。
ミステリとしての体裁をキープしつつ、しっかりとしたメッセージや
問題提起をしていく事は、選評でも触れられていますが、作者の
強い思いと初期衝動に近いチカラを感じます。

途中、二転三転する推理や幾人かの人物描写などで、ストーリーを
追っていく事がやや苦痛になってきますが、この結末を見届けたいと...
思わせるパワーが勝っています。

死刑制度、冤罪、そして今作における事件の真相...あまりにも
真面目過ぎて...エンターテイメントとしての小説だとすると疲れてしまう。

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by neon_books | 2009-07-19 00:00 | 国内作家た~

魔夜 峰央 / パタリロ 選集 29 (白泉社/文庫)

パタリロ探偵が大活躍するミステリタッチの
ストーリーをコンパイル。
パタリロが探偵をつとめるケースとして変装しての
謎解きのパターンもあるのですが、今作に収録された
作品は国王パタリロとして、その謎を解き明かしてくれます。
そう、その謎を解き明かした結果がハッピーエンドではないにせよ
おかまいなし!...ってのがパタリロらしい。

密室、ダイングメッセージ、暗号、替え玉殺人...etc
本格派と見間違うようなネタ満載です。

ちなみに解説は...有栖川有栖!

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by neon_books | 2009-07-18 20:19 | 国内作家ま~

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