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樋口 毅宏 / さらば雑司ヶ谷 (新潮社/単行本)

まさに「不夜城」そのまんま(笑)。文章など随所にタッチは
やや軽めながら展開や登場人物の黒さ、ズルさなどはそっくり!!
でも、模倣やコピーを読まされたような不快感は不思議と
微塵もないのだ。まぁ、かといって好感を持てるものでもないが..。

みうらじゅん氏のオビコメントがなかったら手に取らなかったかも
しれない、久々に読んだベタな暗黒小説。Vシネマ感覚で
サクサク読める分、中身はやや薄いかな。
取材によって書き込んだというよりは既存の暗黒小説、
ハードボイルド、暴力小説をカットしてペーストしたような
印象が拭えない...かな?

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by neon_books | 2009-08-31 10:59 | 国内作家は~

伊坂 幸太郎 / あるキング (徳間書店/ハードカバー)

これが伊坂の作品かぁ...という個人的には少々戸惑いのあった作品。
グラスホッパー、魔王あたりに近い質感だけど、全く別のもの。
伊坂作品の肝だった「会話」のリズム感をそぎ落としているような
気がしますが、あえてなのかしら...。

ファンタジーってオビでは謳ってますが、あくまでも主観でいうと
登場人物の大半が静かに壊れている人物ばかりで、なんとなく
不気味で現実味のない黒い作品のような気がしてます。

悪いなんて1ミリも思っていないけれど戸惑いが隠せない。

再読マストだな...こりゃ。

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by neon_books | 2009-08-28 13:33 | 国内作家あ~

三崎 亜紀 / となり町戦争 (集英社/ハードカバー)

話題作だったよなーと思い未読だった為今更ですが...。
基本的に何の予備知識もなく読んだんですが...。自分には
しっくり来ない部分が多かった作品。

もちろん戦争というものに対する自分の意識の低さは
正直言って今日食べる昼ご飯以下の関心かもしれません。
そういった意味では知らないうちに戦争は始まり、巻き込まれ、
終わっていくものなのかもしれません。

なぜストーリー展開がああいった展開を見せ、戦争と恋愛が
摩り替わっていくのか...ちょっと読解出来ず仕舞だったのかなー。

でも...新しい雰囲気はガンガン伝わってきます。

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by neon_books | 2009-08-28 13:08 | 国内作家ま~

黒田 研二、二階堂 黎人 / 千年岳の殺人鬼 (光文社/ノベルス)

合作によるミステリ。こういう合作ってどの部分が合作なんですかね?
二階堂作品ってほとんど読んだことがないので、文章の雰囲気が
分からないんですが、文章自体は黒田作品を読んでるような
感じでしたが...。

パラドックス的なSF展開部分も割りと丁寧に読めば
なんとなく事件の構図と犯人がこんな自分にも分かったのが
結構嬉しいw。

仕掛けに少しだけズルいなーと思う部分や結末にやや
不満ですが、肩肘張らずにノホホンと読めたミステリでしたー。
その割には事件は陰惨ですが...。

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by neon_books | 2009-08-26 11:03 | 国内作家か~

二郎 遊真 / マネーロード (講談社/ハードカバー)

もっとドロドロで人間の金に対する卑しさや
醜さや哀しさを目の当たりにしてイヤな気分になる
作品かと思ってましたが…そうでもなく、
サラっと読めちゃいました。

主人公の設定は面白いのに、その設定が
活かしきれていないように感じます。それどころか、
後半になるにつれ、段々アクの強さが薄れてきて、
なんとなく残念…。

「銭ゲバ」のエグさインパクトには......届かず...。

因みに39回メフィスト賞受賞作。

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by neon_books | 2009-08-25 19:55 | 国内作家さ~

樋口 明雄 / 光の山脈 (角川春樹事務所/文庫)

あぁ...最高過ぎます...。
他の作品も当然素晴らしい樋口作品ですが、
これは本当に最高過ぎます。
出会えて良かったと腹の底から思える傑作!

最高!

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by neon_books | 2009-08-25 13:07 | 国内作家は~

木内 一裕 / OUT-AND-OUT (講談社/ハードカバー)

何とも憎めない最低の悪徳探偵、矢野。
いいキャラクターです!やっぱりこういった
エンターテイメントな読み物に於いては人物の
キャラクターは重要ですねー。
矢野以外の脇役も出過ぎず、かつ印象深く、
非常に読みやすいですね。
このあたりは流石コミック出身たる所以でしょうか…。

容赦ない報復の手腕はウルトラC級のペテンっぷりに
思わずニヤニヤ…。ひでえ事するなー(笑)。
続編、メチャ希望!

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by neon_books | 2009-08-24 11:58 | 国内作家か~

原 宏一 / 東京箱庭鉄道 (祥伝社/ハードカバー)

あれ? つい最近似たような鉄道作ろうぜ!的な作品を読んだ
ばっかりのような気が...(笑)。
でも、今作の方が好みかも。恐らく鉄ヲタがこの作品を
読んでもイマイチ、テンション上がらないんじゃないかなー。
ヲタ要素はあまりなく、ストーリー上鉄道は重要なキーワード
でしかなく、鉄道小説っていう感じじゃないもんね。
逆に、自分にはだからこそ面白く読めたのかも。

もう割りと馴れっこになったこの作家さん特有の急展開にも
着いていけるようになったみたいだし(笑)。

ストーリー全体も夢物語のような結末でこっちの方が
意外と現実的で読後も良かったです。

少年時代の刷り込みなのか...ミニチュアって永遠の憧れですよねー。
部屋いっぱいのジオラマとかNゲージを走らすのとか憧れたなー。

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by neon_books | 2009-08-21 17:03 | 国内作家は~

門井 慶喜 / おさがしの本は (光文社/単行本)

初見の門井作品。思っていたより随分軽いんだな...という印象。
なんとなく大崎梢の書店シリーズを思わせなくもない設定ですが
図書館だけに市政の面倒な部分や、図書館そのものが抱える問題などが
コチラ側にも伝わってきて関心深い内容でもありました。

内容的にはもっとベタベタに人情部分に偏ったような展開に終始して
もらった方が好みではあるけれど、実際は面白く読めた作品。
正直、自分も図書館自体の利用者としては「無料貸し本屋」のような
使用しかしてない為、少々耳が痛い部分も...。
その「無料貸し本屋」利用者に対しての比喩が「救急車ウンヌン...」って
たとえはちょっとヒドいかなとは思いますがね...。

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by neon_books | 2009-08-21 11:13 | 国内作家か~

9の扉 リレー短編集 (マガジンハウス/ハードカバー)

北村薫
法月綸太郎
殊能将之
鳥飼否宇
麻耶雄嵩
竹本健治
貫井徳郎
歌野晶午
辻村深月
という豪華な9名によるリレー方式の短編アンソロジー。
言いだしっぺは絶好調の北村氏のようですが、これは
成功した良い例の作品集だと思います。

リレー方式とは言え作家さんによって様々は展開を見せつつも
ラストの辻村氏で、凄く上手く全体が纏まったように思います。
いいアンカーでしたねー。
こういった内容だと書く側や作り手サイドの満足感や企画した
という面白さのみが浮き彫りになって内容自体は微妙だったりそうですが
さすが一線級のプロ作家さんたちですね。読者も充分に楽しめました。

個人的なベストは貫井~歌野の繋ぎがピカイチでしたー。

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by neon_books | 2009-08-20 11:42 | 国内作家その他

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