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東 直己 / 誉れあれ 札幌方面中央警察署南支署(双葉社/ハードカバー)

久しぶりに著者の新作を読んだのですが...やはり好きですw。
今作は初の本格警察小説ですが、本格というほどガチガチでは
ないし、この方ならではのハードボイルドテイストが漂っていて
やはり好きな世界でした。面白いです。

途中登場人物の多さにメげそうになりましたが、集中力で
なんとか乗り切ると後は一気。各人物の描写も魅力的で
泥臭くも清清しいような読後もいいっ!

こうなると途中読みこぼしのある探偵シリーズも読み漁りたくなってきた。
むー。時間があればなぁー。

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by neon_books | 2009-09-29 15:46 | 国内作家あ~

白石 かおる / 僕と「彼女」の首なし死体(角川書店/ハードカバー)

先日読んだ「雪冤」同様に29回の横溝正史ミステリ大賞受賞作。
確かに出だしのインパクトはかなり大きく、この物語がどう進んでいくのか
楽しみになる充分な掴み! そのインパクトに対して、語り口調、そして
主人公の淡々としたトーンダウンしたキャラ設定と、最初の衝撃の
バランスがやや、自分の中で合わなくなってくる中盤。
さらにその混乱具合を増すような展開...むー。なんだかちょっと
醒めてきたぞ...。

犯人に至っても(何故か)直感でコイツだ!と分かるような設定だし
ミステリ的には最初のインパクトを越える何かを期待していた分
やや消沈気味で、受賞作にしては...という印象ですねー。

ただし、この作品の主人公や語り口調の温度の低さ(あくまでも
そう感じるだけですが)は嫌いじゃないので、他の作品を是非
読んでみたいなーと思わせてくれます。

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by neon_books | 2009-09-28 16:43 | 国内作家さ~

加納 朋子 / ななつのこ(東京創元社/文庫)

何故もっと前に読まなかったんだろう...。
文句のない素敵な作品。微笑ましくも、不思議と
郷愁感漂う作品の世界の居心地のよさ。
読み終えるのが勿体ない感覚を久し振りに味わいました。

この作品が鮎川哲也賞を受賞したという事は、
所謂ミステリーとして評価されたと言う事ですよねー。
そういう意味でも今のミステリーの懐の奥行きにも、
個人的には嬉しいのです。
今なら人に「なんか面白い本ない?」と訊かれたら、
迷わず今作を挙げる!

今まで読んでなかった事を後悔すると同時に、
今後、必ず読む大量の未読作品に出会う事が楽しみです!

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by neon_books | 2009-09-28 11:38 | 国内作家か~

曽根 圭介 / 図地反転(講談社/ハードカバー)

時間をかけて丁寧に書かれた作品なんだろうな...
という印象の作品。単なる刑事ものと言う事でなく、
冤罪問題...その原因の一部に成りうるだろう人間の
意識の脆さに触れた、提起作品でもあるような気がします。

タイトルが意味する通り人間個人に於いても、
意識の違う視点から見ると同じ人物でも、
全く異なる人物描写がされていて非常に面白く読み進めます。

個人的にはもっとボリュームが増えてもいいので、
様々な人物達にしっかり決着をつけた読み物が好み。
やや置き去りにされた感が残り、読後のカタルシス、
高揚感が物足りなく、やや残念。

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by neon_books | 2009-09-28 11:01 | 国内作家さ~

木下 半太 / 奈落のエレベーター (幻冬舎/文庫)

前作の続きなのね。状況は覚えてましたが詳細はほとんど
覚えてませんでした(笑)。まさに前作の続きなので
細かい状況説明なしでいきなり本編に突入で戸惑いました。

舞台設定はエレベーターの外になったとは言え、やはり
コミックのノベライズのような、舞台の台本のような印象は
濃く、読みやすい分、薄い感じがついてまわります。
流石に内容もここまでくると滑稽すぎて、笑うにも
苦笑交じりといったところかしら。書いてる方は面白いかもですねー。
無茶苦茶な展開にウルトラ強引な着地! 一見決まったように
見えますが...流石にこれは...ねぇ...。

でも、活字離れが声だかに言われる昨今。若年層や
コミック好きでもクイクイ読めそうな作品です。

因みに前作は映画化されるんですねー。

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by neon_books | 2009-09-25 11:52 | 国内作家か~

三津田 信三 / 赫眼(光文社/文庫)

まず...アートワークのイラストが怖い(笑)。まんまなだけに
イヤーな感じですよねー。
全編が家や館に纏わるホラー短編集。なんとなく怖いので
基本的には家の中では読みませんでした。

作中には三津田氏自身が登場したりして、どこまでが
フィクションなのか分からないような恐怖体験仕立てに
なっており、そういう意味での身近な恐怖談としての
怖さがジワリ...と背中を這い上がってきますねー。
相変わらずヘンな擬音の使い方が怖さを増すんですよねー。

各ストーリーもなかなかに逸品で個人的には
合わせ鏡の地獄がツボでした...。実際のカプセルホテルの
洗面台ってそんな感じだし...。

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by neon_books | 2009-09-24 19:18 | 国内作家ま~

似鳥 鶏 / さよならの次にくる<卒業式編>(東京創元社/文庫)

前作よりも、より会話をはじめコミカルで
テンポよく学園の謎解をメインにした短編連載集。
今作はその探偵役が学校を卒業するという、
読物的には意外な展開(笑)。

嫌が追うにも続編を読まなきゃいけないじゃないかー!
演劇部部長との微妙な関係の進展も超気になるー。
このホワっとしたユルーいスタイルながら、
ややキュン度高めな感じはクセになる!いいです!

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by neon_books | 2009-09-24 19:09 | 国内作家な~

大石 直紀 / キッドナップ(光文社/文庫)

マネーゲーム、コンゲーム全開的なものを勝手に
期待してしまったので、やや肩透かし...だったかも。
まぁ、勝手に期待しただけなんですが...。

以前に読んだ作品でも電車を使った誘拐絡みの
トリックがありましたが、今作でもその妙に臨場感ある手法は健在。
この辺りはグイグイ読ませてくれますねー。
この方向で広げた方が個人的には好みの作品になりそうです。

勝手にポスト「人拐いの岡嶋」に位置付けております(笑)。

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by neon_books | 2009-09-24 18:57 | 国内作家あ~

鳥飼 否宇 / 非在(角川書店/文庫)

むー...苦手な方の鳥飼作品でした。
ネイチャーとミステリーとロックと...様々な
筆者の好きな要素が随所にちりばめられていますが、
核になるポイントが良く分からなかったス...。

まぁ、多分に人間ドックの待ち時間の合間に
読んだというこちら側に原因もありそうですが...(笑)。

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by neon_books | 2009-09-24 18:14 | 国内作家た~

倉阪 鬼一郎 / 首のない鳥(祥伝社/ノベルス)

ラストのラスト...超スケールの大きな大風呂敷の
着地は馬鹿馬鹿しくて...少しだけ救われた(笑)。
が...鬼畜系趣味?...全快の部分で流石にひくっつーの。

基本ノーコメント作品(笑)。

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by neon_books | 2009-09-24 17:51 | 国内作家か~

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