the books

<   2010年 01月 ( 41 )   > この月の画像一覧




入間 人間 / 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 6 嘘の価値は真実(アスキー・メディアワークス/文庫)

とうとう問題の6巻。ようやく表紙のまーちゃんが
この恰好だった事に納得...。
つーか、これでいいのか?? 余りにも前作の
流れを無視して唐突過ぎる展開。カオスかつ
アナーキーですなー。にゅふふふ。

まぁ、既にこれ以降の作品が出てるのは分かって
いるのでアレですが、今作で終わらせるんだったのかなぁ。
そういえばドラえもんも一回未来に帰るのって
6巻じゃなかったっけか??
それにしては今作で挿入されている幾つかのストーリーも
回収してないしねぇ。こっからどういった展開で
次巻に繋がっていくのは興味深いス。
嘘つきクズ人間のみーくんの本当に狂った、病的なまでの
言葉のダム決壊が圧巻。文字の塊って結構デザイン的に
美しかったりする。ちょっとだけ鳥肌立った。...嘘だけど。

e0156857_395037.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-31 03:09 | 国内作家あ~

ジャック・リッチー / クライム・マシン(晶文社/ハードカバー)

前に読んだ「10ドルだって大金だ」が大変面白かったので
こちらも取り寄せちゃいました。
順番的にはこちらを先に読むとよかったのかな...?
ヘンリー・ターンバックル部長刑事シリーズ、私立探偵カーデュラは
こっちが先なのかしらね?でもやはり面白いっす!!

このシリーズ以外の短編も程よくブラックでシニカルで
小気味良いテンポで超シンプルな骨格が活きる作品ばかりで
思わずニヤリなユーモア満載。
表題作は分かっちゃいる筈の悪党が、まんまと騙される様は
ユーモアを通し越して哀愁さえ感じますねー。
ショート・ショートの様な作品も交えての全17編。
一気読みっっ!!

e0156857_20373832.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-29 20:37 | 海外作家

綾崎 隼 / 蒼空時雨(アスキー・メディアワークス/文庫)

電撃小説大賞の中の受賞作。メディアワークス文庫
の第二弾でデビュー。
基本的にはド直球の恋愛小説。自分のような人間には
ややまっすぐ過ぎて少々ツラい部分もあったス。
所々の台詞や内容には共感もあるんですが、やはり
丸呑みするほど人間が綺麗じゃないんですよね、自分は...。
でも、この結末で良かったと思えるくらいの心情は
持ち合わせていたようです。この展開上、一番の
ハッピーエンドですものね。

登場人物が繋がって行く様はちょっとやり過ぎな感も
あってエピソード自体が宙ぶらりんになっている印象の
残る双子姉妹の姉の方のストーリーが結構グっと来ます。
個人的にはこの話がメインでも良かったかも。
どこかで見聞きしたような気もする話しではありますが...w。

e0156857_1284097.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-29 01:28 | 国内作家あ~

三雲 岳斗 / ダンタリアンの書架 2(角川書店/文庫)

今回もダリアンの辛辣さにヤラれます。
うきゃー...タマらんw。

今回も短編形式の読み切りスタイルなので
全体のスターリーの大きな展開はまだ
動きだしておらず、むしろ新たな伏線が
張られていく様は今後に大きな楽しみです。
前作で登場した「焚書官」たちも気になるなー。
3巻以降では違う展開を期待します。

今作の惜しむらくはダリアンのシヨニン姿を
見たかった...。

e0156857_16293870.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-28 16:29 | 国内作家ま~

オリジナル競作アンソロジー / 小説ルパン三世(双葉社/ノベルス)

大沢在昌、新野剛志、樋口明雄、光原百合、森詠ら
5人によるルパン三世をテーマにした競作アンソロジー。
もともとのルパン三世自体が相当面白いアニメだった故
この出来上がったキャラクターを操るのは相当に
難しそうですよねー。でも、全作ソレっぽくなってる!!
うーん、素敵ぃー。

中でも秀逸なのは元々の作品だった「十年金庫〜」の
続編を書いた光原作品が秀逸! 若干の設定に変化は
あるものの、実際にアニメで今作を見たかの様な気になる。
森作品は台詞まわしが完璧に表現されており、読みながら
完璧に映像が浮かんできます。この2作品が突出の出来っ!
アニメのルパン好きも100%楽しめるアンソロジーで
思わぬ収穫に満足っす。例によって100円コーナーから救出。

e0156857_21361920.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-27 21:36 | 国内作家その他

湊 かなえ / Nのために(東京創元社/ハードカバー)

ここまでの湊作品は個人的には結構好きだったんですが
今作はちょっと...だったかも。
得意の視点を変えたモノローグ形式で一つの
事件を語っていくのは「告白」と同じですが今作は
事件そのものに驚きと魅力が薄く感じてしまいます。
悪意のないボタンの掛け違いによる、悪循環の連鎖の
ようなもの...が読んでる自分としては仕掛け的には
予想の範疇内でその上をもっと突き抜けて欲しかったと
ホザいてみたりして...。

湊さんの作品でなかったらまた別の感想なのかも
しれないんですが、やはりあの「告白」の善くも
悪くものインパクトと衝撃がある分ハードルが勝手に
上がってしまうんでしょうね。
1stアルバムを越えられないバンドみたいな...。
面白いんですが始終低空飛行のままでググっと
気持ちが飛び上がるタイミングを逸してしまいました。
贅沢過ぎですかね?

e0156857_5455380.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-27 05:46 | 国内作家ま~

沼田 まほかる / アミダサマ(新潮社/ハードカバー)

こういう作品って感想が書き難いんですよね...。
書き難いって事はあんまり良く分かってないって
ことなんですけどね...。
前半と後半...つまりは肝心な部分が
良く分からなかったんス。ミハルという少女が
何者でどんな役割だったのか...ちとピンと来ず。
バカで...すんません。

中盤のジワジワと粘着質に恐怖を煽る精神的に
凹む描写と、恐怖感はこの方ならではの流石の
怖さ...というか嫌悪感。イヤー...メゲそうになりました。
このあたりが真骨頂すね。黒くて、イヤな気分に
させたら今んトコ自分の中ではNo.1です。

e0156857_21232994.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-26 21:23 | 国内作家な~

マイケル・ボンド / パンプルムース氏のおすすめ料理(東京創元社/文庫)

「くまのパディントン」の作者が大人向けに書いた
ミステリ風味のコメディシリーズ、パンプルムース氏
シリーズの第1作目。相棒犬ポムフリットと共に巻き込まれる
事件をドタバタの末解決...ってのがパターンなのかな?

この一人と一匹は共に警察のOBで、現在はグルメガイド
ブックの覆面調査員って設定は面白い。そして今作では
舞台となるホテルレストランで登場する料理の数々は
自分にとって見たことも聞いたこともない代物。食文化の
違いって大きいよねー。想像の範疇外なので、さほど
旨そうに見えないw。唯一旨そうだったのが超シンプルな
クロワッサンとオレンジジュースと珈琲の朝食。むー寂しい。

パ氏が命を狙われる事件の真相と解決は割合お粗末な
ものでミステリ要素はちょっとした副菜って感じですね。
相棒である愛犬のポムフリット君目線で語るパートは
宮部みゆきのパーフェクト・ブルー...を思わせる...かな?
いや、そうでもないかw。
基本的にはドタバタのコメディを楽しむような作品なのかもね。
あ、あとはキワドイお色気ネタもありw。この辺が
大人向けってところでしょうか?

e0156857_122725.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-25 12:02 | 海外作家

加納 朋子 / モノレールねこ(文藝春秋/ハードカバー)

駒子シリーズ以外で初の作品に挑戦。
短編集だったんですが...これが全作品とも
ジンワリと温かくて優しい気落ちにさせてくれる
秀作ばかり。どの作品にも「死」というものが
ストーリーに見え隠れしているんですが、決して
後ろ向きではなく、その死を自然に受け入れていく
強い人間達の乗り越えた形を描いているようです。

最初の表題作のねこでほっこり、中盤のダメ叔父さん、
ラーメン屋にニンマリ。終盤のダメ親父でジワっと来て、
ラストのザリガニに思わず耐えきれずに...涙。
誰がザリガニに泣かされると思うよ? これはズルいよー。

全作品が良く、その作品の並びがまた素晴らしいです。
とても素敵な短編集。

e0156857_0163619.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-25 00:16 | 国内作家か~

鳥飼 否宇 / このどしゃぶりに日向小町は(早川書房/ハードカバー)

鳥飼作品中に登場する伝説のロックバンド「鉄拳」
のメンバーが今作にフル登場。今作のインパクト大の
スタートからして今作の狂気っぷりを予感させてくれ、
テンションは上がりますねー。ジャンキーと化して
バンドを追われたギタリスト、ルビー。彼が収容された
施設で起こる狂気の連鎖とカタストロフ。ノンストップで
崩壊していく様はギャグなのか分からないくらいに
ギリギリの攻防で面白いっす。なんだこりゃ!?

「鉄拳」に対して作者の決着の付け方がまさかこんな形とは
正直驚かされる衝撃の展開。ロック・イズ・デッド。

e0156857_14515335.jpg

[PR]



by neon_books | 2010-01-24 14:51 | 国内作家た~

private book review
by neon_books
プロフィールを見る
画像一覧

最新のトラックバック

フォロー中のブログ

ファン

ブログジャンル

画像一覧