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西尾 維新 / ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹(講談社/ノベルス)

いよいよクライマックスへ。
ここまでダメ人間だったいーちゃんの崩壊、破壊、
葛藤、闘争、自我...etcにより物語は進む。ある意味、ここで
終わってるじゃなかろーかという展開。
最初からミステリでも何でもなかったですが、もはやその
ミステリ的な装丁は一切、放棄してるかのようなド反則w。
途中で「ノックスの十戒」に触れてるくーせーにーw。

こうして戯言シリーズを読んでみるとようやく「嘘つきみーくん...」
がこのシリーズい酷似していたかわかりますな。個人的には
別にディスってる訳ではないですが、やはり
戯言使い>嘘つき って感じですね。いーちゃんの方が
よりクズなのに、世界や世間に繋がっていようとしてるだけ
見苦しいし、切ないし、人間なんだなーと好感度充分。

しかしよもやの再登場の看護婦さんも含め
まともな人間が一人も登場しない小説って...。それ故に
新青春エンタなのか!?

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by neon_books | 2010-05-31 17:14 | 国内作家な~

高田 郁 / 想い雲 みをつくし料理帖(ハルキ文庫/文庫)

シリーズ3作目。読むのを惜しむにように寝かせて
おきましたw。
今回の4編も「澪」の周囲の人々の優しさや温かさに
包まれ、助けられ、そして澪自身の料理によって
困難や壁を少しづつ越えていくんですね。マンネリ
かもしれませんがやはりいいです。好きです。
ほんの少しだけ、謎めいていた小松原の正体にも
触れていて今後、増々目の離せない展開。

まだまだ様々な事は解決しないし、これからも
困難がありそうですが、その度に「駒繋ぎ」の花
のように挫けずに天を目指して伸びていく様を
楽しみにしてます。

活字を追うだけなのに何故かその料理の匂いが
してきます。「こいつぁはいけねぇよぅ。」

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by neon_books | 2010-05-30 12:04 | 国内作家た~

入間 人間 / 六百六十円の事情(アスキー・メディアワークス/文庫)

この入間はいい入間ですなー。とても切なく、素敵な
群像物語。地に足が着いたというか、上っ面で書かれた
ものではない...っていう空気が充満していて、なんとも
言えない幸せと孤独感が交互に自分の感情をチクチクと
刺激してくれます。よいなー。
文体も今までの入間作品からはほど遠く読み易いw。

「カツ丼作れますか?」というコミュ掲示板の
書き込みに反応した4人。その4人の日常が交錯して
繋がっていくんですが...一番グっときたのは
「各務原」くんのお話し。とても、とても素敵な
生き方をほんの些細な事で見つけられたんだものね。

何故か読みながら頭の中では、ビートルズではなく、
神聖かまってちゃんが流れていた。

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by neon_books | 2010-05-30 00:22 | 国内作家あ~

松岡 圭祐 / 万能鑑定士Qの事件簿 3(角川書店/文庫)

今回も鑑定士Q、スーパーヒロイン莉子の切れ
まくり冴えまくりの洞察力と知識量で圧倒。
アホっぽいけど大規模な犯罪と立ち向かいます。
最初は聴覚効果を使った犯罪が入り口で、個人的には
面白そうで食いつきは良かったんですが、中盤
以降、例によって段々事件が大袈裟になってくると
やや醒めてくるんですよねー。

しかも今回はやや、大きなミスが分かってしまう
音楽ソフトに関連するネタだっただけに...
楽しめず残念。

まず、レンタルされても著作隣接権ってのがある。
故に低い分配率とは言え作家に還元される。
そして、そもそもレンタルは発売日に対して
同日レンタル禁止が可能。
この2点が詰め切れてなかった...のね。

それにしても...アレかね...?
千里眼シリーズなど多くの作品がブクオフなどの
大型新古書店で販売されるがイヤだったのかしら?
巻末にある「本は正規書店で買って読みましょう」
ってのが毎回気になるw。
今回の内容とも微妙にリンクしてるしw。

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by neon_books | 2010-05-29 17:59 | 国内作家ま~

貫井 徳郎 / 明日の空(集英社/単行本)

10年ぶりの書き下ろし作品だそうです!バリバリの
青春もの...女子高生が主人公で今までの自分の
持っていた貫井作品とは異なるような印象ですが、
最終的にはしっかりと貫井ミステリとして読み
終えるという仕掛けが仕込まれています。

仕掛け自体は、まぁ、やや強引だし、フェア感に
少しだけ疑問はありますが、青春小説としても
ホロりとさせられちゃったし、まぁ...いいかとw。
タイトルの持つ意味。そしてそのゆっくりとした
静かに強く、優しい信念...想いはジンワリと
染みてきます。

明日の空は...やっぱり晴れなんだね。

あ...そういえばなんとなくだけど、構図としては
伊坂幸太郎の「アノ」作品に似てなくもないと
思ったりして...。

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by neon_books | 2010-05-29 08:23 | 国内作家な~

京極 夏彦 / 死ねばいいのに(講談社/ハードカバー)

なんだ...これ...なんか凄いもん読んでしまった...。
この作品がいいのか悪いのか判断付かない。判断
は付かないけど、面白かった!
実は京極堂シリーズは未読な自分なので、京極作品
について語る筋合いではないんですが、全編会話のみ
で構成され、その会話の主である「ケンヤ」が余りにも
無防備かつ、凶悪な思考回路。だんだんこの
ケンヤが正しいのではないか? という不安に駆られ、
登場する6人の人物の様に心乱され掻きむしられる。

ケンヤによって暴かれる彼等の心情は、恐らく
社会生活を送っていkる「普通」の我々の根底にある
共通感情なんだよなー。うぅぅ...厭だ。

しかし、国内最初のi-Padでの販売小説がこれって...。
色んな意味でこのクニは大丈夫なのかww??

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by neon_books | 2010-05-28 23:58 | 国内作家か~

明月 千里 / 月見月理解の探偵殺人 2(ソフトバンク・クリエイティブ/文庫)

流石に今作のゲームの基本ルールを理解する
面倒臭さとにやや辟易しつつ読み進める。
余りにもその縛りのあるルールと設定はいかに
絵空事とは言え、若干醒めてしまいます。

さらに異端探偵「理解」の持つ能力はさておき、
今回新たに登場する人物「星霧交喙」も特殊な
能力を持ち...その能力自体が今回のゲームを
解く鍵と足枷になる...とくればゲームありきで
すべてがゲームを成立させる為に強引な設定としか
思えず...。むー。苦戦したー。

苦戦したのに面白く読めるんだから
もう少しシンプルな構図にすればいいのになー。

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by neon_books | 2010-05-28 09:21 | 国内作家あ~

柳 広司 / キング&クイーン(講談社/ハードカバー)

ジョーカーゲームを凌ぐ頭脳戦! という煽りに期待値は当然
高まるのですが...若干予想していたような頭脳戦とは違った...orz
柳作品なのか?と思うようなかなり王道、スタンダードな
アクション・ミステリといった作品です。

主人公である元SPの安奈のもとにチェスの世界王者の警護依頼
が舞い込む。巻き込まれるように警護を開始するが、そのチェス王者
を狙うのはアメリカ大統領だと...という割と大げさなストーリーですが
読んでみると意外と小さく纏まっていて、諜報戦、騙しあい、などと
いった展開はやや薄。どうしてもスパイ小説「ジョーカーゲーム」で
ブレイクしたイメージがあるから...かなー。

○○トリックを使ってのラストの局面。
なんとなくそぐわないような気もしたんですが、改めてタイトルを
見てみると成程...と。クイーンの存在に騙されました。

元SP安奈を主人公にした今作、シリーズ化、そして
映像化しそうな予感。まだまだ柳氏、ブレイクしそうです。

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by neon_books | 2010-05-27 11:17 | 国内作家や~

西尾 維新 / サイコロジカル 下 曳かれ者の小唄(講談社/ノベルス)

殆ど前振りで終わってしまった上巻。ここから事件が動いていく...
と思って期待していたら今作は苦悩(主人公のいーちゃんのね)が
ひたすら続く。そしていーちゃんの大冒険活劇でもある。
積極的にひたすら「友」を救うためだけに、どんな手段、どんな
嘘でもつくいーちゃん。
そして請負人「哀川」さんに対する友人としての感情の吐露。
なかなかに萌えます。 大人びた19歳。冷血人間に見えて、
実はこんな可愛い男の子なのね。なかなか正体を現さないその
過去も少しづつ...見えてきた...のかな?

ミステリ的には...その手法や定石を破壊<クラック>するが如く、
まさかの...テンドン(笑)。大胆っつーか...甞めてるっつーかw。

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by neon_books | 2010-05-26 16:49 | 国内作家な~

西尾 維新 / サイコロジカル 上 兎吊木垓輔の戯言殺し(講談社/ノベルス)

この辺りから一作のボリュームが一気に増えてくるんだよ。
ってな具合で上・下巻。
ほぼ一冊を使った前振り...ってのはある程度予想の範疇。
上巻ラストで待ち受ける衝撃の展開も範疇内。

いーちゃんのなんだか放っておけない謎めいた過去。
その過去を知る恩師。そしてその恩師とともに研究者と
して登場する春日さん。気になるキャラが続々と登場。

ここまでこの前フリに付き合って乗っかって
読んだのだから、下巻での引っくり返し、
驚愕、破壊...etcetcに期待しちゃいますよー。

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by neon_books | 2010-05-25 21:33 | 国内作家な~

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