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鳥羽 森 / 密閉都市のトリニティ(講談社/ハードカバー)

んー...偏差値の高い小説ですなー。京大を卒業されて
現在は京大教授をされている方の小説デビュー作。
自分のような学がなく、理解力に乏しく、噛み締める
能力が貧困な人間には...正直無用の作品なんでしょうね。
我慢と根性と多少のズルをして最後まで読んだものの
全く何処を楽しめばいいのか分からず仕舞いですた。
読者を選ぶような作品の気がしますが...
でも、評判もいいし、概ね好評価なレビューが多いので
きっと自分が理解出来ない事を恥じるべきなんですね。

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by neon_books | 2011-01-27 09:48 | 国内作家た~

有栖川 有栖 / 長い廊下がある家(光文社/ハードカバー)

火村英生シリーズの短編集だったのね。有栖川さんの
火村シリーズは暫く遠ざかっていたので何だかこの
コンビの活躍を懐かしい想いで読んでしまいました。
全部で4編、どれもキレの良い流石のミステリですね。
あとがきでも触れていましたが3作目の「天空の眼」は
なかなかに異色なのかも。探偵役と解決に至る展開も
ですし、後味のほろ苦さも少し刺を残すビター作品。
最後の「ロジカル・デスゲーム」は逆に火村先生の
独壇場で、流行のシチュエーション系の生き残り
ゲームで犯人と対峙します。これまたなかなかに
面白いです。

表題作は一番安定感ありw。密室とアリバイの壁が
同時に彼等を阻む、本格もの。個人的には例によって
やはりズレた真相を語る有栖川くんのトリック...
東川篤哉氏あたりが使いそうなトリックに一票w。

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by neon_books | 2011-01-26 12:58 | 国内作家あ~

折原 一 / 漂流者(文藝春秋/文庫)

もの凄く久しぶりの折原一作品でした。
この作中作とか手記とか、目まぐるしく
変わる視点とか折原作品っぽくて
懐かしかったスw。
どう読んでも勘ぐるしかない文章や
構成は面白いんだけど疲れるんですよねー。
もう後半のてんこしゃんこの攻防線を
読む頃にはクッタクタですw。

肝心の犯人探しという点でいくと今作の
ように登場人物が少ない場合はどうしても
消去法で想像がついてしまうのが難しいところ
ですよね。途中から薄ら真相の一部は
分かってしまった...かも?偶然にも数日前に
今作のベースとなる映画「シーラ号の謎」を
観ていたのもあるのかもw?

でも予想外に楽しめたので再読のも含めて
「〜者」シリーズの読破に挑戦してみよー。

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by neon_books | 2011-01-25 14:05 | 国内作家あ~

有川 浩 / シアター! 2(アスキー・メディアワークス/文庫)

面白かったけれど実はさほどのめり込んではいなかった
前作でしたが、流石はプロの「ストーリー・セラー」の
有川さん! この続編から一気に面白さ爆発です。
劇団メンバーのそれぞれのキャラも固まってきて
思いがけない伏兵キャラの活躍にニヤニヤしたり、
萌えたり(ドジっ娘!!!)、鉄血宰相の二つ名を持つ春川「兄」
のヘタれな一面、その弟で主人公の春川「弟」の
だめっ子なのに鉄のように頑固で硬い芝居への想い。
そして有川作品らしくしっかり甘〜い展開も
仕込んであって、本当にエンターティナーな作家さんです。

色んな評価はあるでしょうが、現在の商業作家さんで
ここまで人を楽しませるという点に重きを置いて
書かれてる方もいないと思うんですよね。
演劇も小説も音楽も...好きで愉しいものにお金を
使いたいものね!!

折角盛り上がってきたこのシリーズも次の「3」で
完結との事です。寂しい限りですが彼等がどんな
舞台を演じきってくれるのか楽しみで仕方ないです!

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by neon_books | 2011-01-25 03:58 | 国内作家あ~

土橋 真二郎 / 生贄のジレンマ 下(アスキー・メディアワークス/文庫)

出たっ! この現実的に決して収束しない恒例の
エンディング!! このラストの為に上中下の3巻を
読んだかと思うと...少々切ないっすw。
でも、全体的には面白かったですね。最終的には
やはり究極の個人戦へと突入し、その中でも
救済措置の逃げ道は残しており、読んでいても
凹むだけのダークな展開に終始していないのも
良かったのかも?

まさかの第2ステージはカイジの限定ジャンケン
にも似たルールで上中巻の流れからしたら
少々急な印象もしますが、対人同士の
コミュニケーションツールとして、主人公の
「篠原」に大きな大切な事を気付かせるのに
いい役割を果たしてますよね。

諦めにも似たラストの着地を除いては
シンプルで、面白い作品。ただこの
パターン以外の作品を読んでみたいです。
ヤマダ某の様に飽きてしまいそうです...。

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by neon_books | 2011-01-24 15:13 | 国内作家た~

土橋 真二郎 / 生贄のジレンマ 中(アスキー・メディアワークス/文庫)

疑心暗鬼の中盤戦。未だにこのゲームのゴールの
提示のないまま時間だけは過ぎて行く中、キーパーソン
と思わせる雰囲気満点だった放送委員長「涼子」の
暴走により均衡が一挙に破壊されて、いよいよ
終盤の局面に突入して行きます。

今作はよりシンプルなルール設定故、ストーリーの
進行もよりスムーズで集中して読めます。
中盤戦らしくこのゲームのゴールを匂わせつつ
当初の展開よりももう一歩先の悪意のある
ドロドロとした展開ぬ無理なく持っていくのは
上手いですね。途中、例によって唐突な
恋愛モードを挟むのが正直...テンション下がって
しまいますが、誰かを陥れてでも助けないと
いけないという設定にするには...仕方ないのかな?

未だ着地点を見せぬままラストへと引っ張って
くれる期待感充分ス。

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by neon_books | 2011-01-24 00:07 | 国内作家た~

土橋 真二郎 / 生贄のジレンマ 上(アスキー・メディアワークス/文庫)

久しぶりの上中下巻の大作ですね。今まで読んだ
土橋作品nスタイルはそのままの人の生き死にの
かかったゲーム性の高い作品。敢えてなのか、
これしか書けないのかは分かりませんが基本設定は
ここまでは一緒ですね。まだ上巻という事もあるのか
ルールはかなりシンプルで分かり易いです。
なのでその分読み易い。

上巻ではルールと登場人物の設定と人間関係の
伏線を張ったところでしょうか?
これからの展開で極限状態における人の
弱さと悪意と正義感と個人の意識と...様々な
事がダークなトーンで展開されるんでしょうなー。
集大成的な展開を期待しつつ中巻へ。

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by neon_books | 2011-01-23 10:41 | 国内作家た~

デストラップ 死の罠

デストラップ 死の罠
監督:シドニー・ルメット
(ワーナー・ホーム・ビデオ)

1982年。舞台の映画化だそうです。
でも、んなこたーどーでもいいっす。
映画あんまり好きじゃない自分が
再度観たくなるほど面白いです。
サスペンスから始まって、ミステリ経由の
グダっとした愛憎劇、コメディへと展開し
ラストはその全部をコケにするような
意外な着地!! うーん、素敵なくらいに
翻弄される作品。
そして脚本家志望の若者役
「クリストファー・リーブス」のイケメン
っぷりが尋常ではないですw。

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by neon_books | 2011-01-23 01:59 | 映画/DVD

円居 挽 / 丸太町ルヴォワール(講談社/講談社BOX)

会話主体...しかもヒネクレてちょっと小粋でw、
丁々発止でマニアックな会話。講談社BOXとくれば
どうしてもある作家や作品を脳裏に思い浮かべて
しまうのは仕方ないか...?
ミステリ...というか推理小説と麻雀と将棋と
ちょっとの選民意識臭のするディベート(もしくは
揚げ足取り)がいい具合のバランスで散りばめられた
なかなかの快作...かもしれません。
結構、鼻に付く表現や、やや上から物言われてる感を
ちょいちょい感じましたが、今作の登場人物達の
キャラに救われたような気もしますね。
結果、面白いしオーライでw。

何度も何度も真相が裏表、行ったり来たりで
ドンデン返し的な効果は終盤に至ってはもう予定調和で
驚きは半減しちゃったかな?
でもそこも主人公?の「論語」くんの最後の一言で
救われたみたいだし。次作以降も気になる作家さんです。

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by neon_books | 2011-01-22 12:12 | 国内作家ま~

奥田 英朗 / 純平、考え直せ(光文社/単行本)

奥田氏の新作は21歳の歌舞伎町で暮らすチンピラ
「純平」が組の人柱的な鉄砲玉として抜擢される。
純平の兄貴分の為に、彼は潔く鉄砲玉としての
役割を果たそうとするのだが...。
という奥田氏っぽくない、やや軽めなチンピラ青春小説。

今のご時世の歌舞伎町の組の人達って
こんな感じなのかな? 今でもこうやって若い人が
鉄砲玉になったり代わりに懲役行ったりしてるの
でしょうか?? そのあたりがリアルなのかそうで
ないのか分かりませんが、ややステレオタイプな
ストーリーだなぁー...という印象で少し不満なのは
贅沢...でしょうか?
途中、巨大掲示板にて純平の同行を実況したり
するんですがその辺りも本編との関係や意図が
分かりにくくてラストもイマイチ読んでいて
テンション上がらずに...終わってしまった...。

ちょい自分とは合わなかった...かも?

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by neon_books | 2011-01-21 17:52 | 国内作家あ~

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