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デイヴィッド・ピース / TOKYO YEAR ZERO (文藝春秋/文庫)

うううぅぅっ...自分のような読書偏差値の低い人間には
かなり、かなりの苦行の様な作品。
正直、投げ出そう...と何度思ったことか...。一度気持ちが
折れてしまってからは、ストーリーも、当時の背景、史実に
基づいた事件、日本の戦後がいかにカオスで、敗戦国という
ことをまざまざに認識させられる...とか...あまり考えられずに
文字をぼんやりと追う事で精一杯。
きっと玄人さんや、読書脳の偏差値の高い方なら、上手く
読みこなして、結構、印象深い作品になのでしょう。
ふぅ...つ、疲れた。

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by neon_books | 2012-12-30 16:14 | 海外作家

汀こるもの / 少女残酷論 完全犯罪研究部 (講談社/ノベルス)

おおぅぅっ...シリーズ3作目!! この方にしか書けない
クズオタ高校生達の青春小説の新作。今作では
新たに新メンバー(他校生なのにw)が加わり、新たな
暴走と暴徒化するゼロ研たちのカオスぶりがメーターを
振り切ってます。一般的には悪書の類の小ネタが
もう...バンバン。

特にMission5における彼らの「いじめ」に対する報復が
もう...ハンパじゃないです。ネットの世界は自分の知識量が
足りない所為か、(もしくは偏ったイメージ)現実に普通に
コレに近いことが、日常起きてるんじゃないか...とそら恐ろしくなったり。
そういったネットを駆使して一人の中学生の人生を、軽く
終わらせた次の章では、そんな人間たちを(120%自分たちを
棚に上げてw)、次々と報復していくという...鬼畜高校生っぷり。
なのに、憎めない彼らのキャラ造詣と会話のテンポ、その内容...etc
本当にこの方にしか書けない作品なんだと思います。
個人的には一気読み、ニヤニヤし通しでした。

もはやミステリ的要素は殆どない。あるにはあるが
ゼロ研の合宿と称したプチ旅行で申し訳程度に起こる仮想殺人事件の
推理合戦のパートも...とんだ肩透かしで、本当に食えない方ですw。
大好き。

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by neon_books | 2012-12-25 18:02 | 国内作家ま~

井上夢人 / ラバー・ソウル (講談社/ハードカバー)

こ、これは...感想もあらすじも書き難いヤツですねw。
出来ればなんの情報も持たずに読んだほうがより一層
面白い...ハズ。
なんかありそうな設定とプロットと手法なんですが、
人物の書き方と、なにやら最後に大きな展開が待ち構えていそうな
仕掛けの匂いが中盤以降にプンプンと匂ってくる感じ。
なんともスリリングで妖しげで、かつ、胸を締め付けるような
悲しさが待っていそうで、ページを捲る手が止まらなかったです。

主人公の背負う地獄、そしてその地獄に見いだした音楽、
そしてビートルズ。もう、この設定だけで、全く別の作品に
なりそうなのに、結果今作のような作品に仕上げるなんて
ミステリ作家のステキなところです。
ビートルズの6thアルバムにして、音楽的に激変を遂げながら
商業的にも成功した「Rubber Soul」の曲順通りに進行される
ストーリーは、主人公「鈴木誠」の手記と、事件関係達の
警察での取り調べシーン(のようなもの)の2つの構成で
展開されます。「Rubber Soul」以降の彼等がADTや
様々な録音技術を導入したように、物語が少しづつトリッキーに
ズレて行く様は、ラストで素晴らしい着地を見せます。

装丁や各章の扉など、かなりタマラない作りで、久しぶりに
「読書をしてる感」を堪能した作品です。

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by neon_books | 2012-12-20 20:23 | 国内作家あ~

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