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樋口 有介 / 11月そして12月(中央公論新社/文庫)

文章自体はさほど重苦しくなく、むしろ軽妙なくらいに
読みやすいのですが、なかなかにしてその内容は重たい。
重たく感じさせないようにされているのだと勝手に思いますが、
それだけに変に堅苦しくなくて、その想いは読み手側に
スッっと入ってきますね。

主人公のダメさ加減も、明確な目的を持って生きていないという
現実は、多くの人が持ち合わせているんだと思います。
その意識としては彼に比べれば、自分なんかはもっと低く、
色んなことを先送りにしてる...ってのは分かってるんですけどね。
こういう作品を読んで前向きな思考に至らないのは
あまりにも自分が歳をとってしまったんでしょうね。

ほろ苦い青春小説と思えるには余りにも読のが遅すぎた。

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by neon_books | 2009-11-09 11:36 | 国内作家は~

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