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ヴィカス・スワラップ / ぼくと1ルピーの神様(ランダムハウス講談社/文庫)

弁護士の家庭に育った外交官作家の処女作。しかも
何の気なしに書き始めた作品とは全く信じられない凄さ。
自分は先に映画「スラムドッグ$ミリオネア」を見て
いたのですが、映画も面白かったし、この原作は
その上をいく面白さ。
こうして読むと映画はかなりアレンジしていた事
が分かり興味深い。
映画→原作の順番で読んで良かったなーと。

原作の方がより主人公の「ラム・ムハンマド・トーマス」
の数奇で過酷な人生と、彼の人間臭さと優しさが
直球的に描かれていて、より一層感情を持っていかれる。
インドが内包するカオスな情勢も、煽ることなく
割と淡々とリアルに書かれていて、主人公の生きてきた
道と行動に説得力を持たせています。

張られた伏線の回収も見事としか言い様の無いもので
特に11門目の章は鳥肌ザワザワでしたねー。名作。

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by neon_books | 2010-11-12 02:20 | 海外作家

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