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ドン・ウィンズロウ / 仏陀の鏡への道(東京創元社/文庫)

ストリート・キッズ上がりの若き探偵「ニール」の
苦難の活躍を描く第2作目。今回も563ページ...
な、長いっっ!! 事件はアメリカの画期的な発明を
した博士が、中国人女性に恋をして駆け落ち同然に
失踪してしまった...その博士を連れ戻す...という
だけのごく単純な事件なのに、ニールはトンでもない程
大事に巻き込まれていく。本当に死線を彷徨うほどに
トンでもない目に合うのです。

24歳という彼の若さと、結局のところ人の良さ、
そして何よりも美人に惚れっぽい! という
探偵として致命的な欠点を抱えてるのに、
自分はキレ者気取りのところが駄目すぎて
可愛くて仕方ないですw。
更にニールの文学好きも分かりやすくて、
今作では「紹伍」という通訳の青年と飲んで
語らうシーンは、キレ者っぷりはなく単なる
気のいい若者で微笑ましい。
因みに最後の最後でこの「紹伍」くんは
素敵な演出をしてくれる、今作の重要キャラ...かもw。

70年代の混沌とした中国の政治と時勢を
アメリカ人作家がここまでエンタメ作品中で
描くことが驚きだが、ややこの部分が長くて
読んでいてシンドくなるのも確か...。

とは言え、余りにもニールの過酷な今回の
いきさつに圧倒されるが故、超単純なラストの
どんでん返し(?)にまんまとひっかかって、
奇麗に騙されました! そして、親父さん「グレアム」の
ニールに対する想いに少し...涙がw。
また次作も楽しみ!

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by neon_books | 2011-06-19 07:54 | 海外作家

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