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スティーヴ・ハミルトン / 解錠師 (早川書房/文庫)

オビの「このミス」「文春ミステリ」第一位!!
の文字が目に痛い、どの書店でも平積ガンガンの今作。
以前に比べたら翻訳本を読めるようになったとは言え
基本的に未だに苦手意識のある自分でも、かなり
スムーズに読める。登場人物が無駄に多くないし、
名前が覚え易いのが良かったのかも。コレはいい。

8歳の頃にある事件からその「声」失った主人公マイクル。
孤独と運命を抱えた彼が高校生となり、健常者として
学校に通う事で大きく人生が傾いていく。声を失った彼は
手先を使い、「絵を描く」という事と「錠前」に興味を
持ちのめり込んでいく事。それをきっかけに更に大きく
人生を揺さぶる事になり、プロの犯罪者「解錠師」として
関わっていく事になる...。

というクライムノベル視点でいう粗筋は様々なところで
書かれていますが、むしろその事をストーリー展開させた
一人の少年の成長記であり、さらにはマイクルとその恋人
「アメリア」という少女との、恋愛小説でもある。むしろ
読後の感想としてはそちらの印象の方が強いです。余りにも
瞬間的に燃え上がった少年少女の恋が、時間や大きな出来事を
抱えながらも本物の愛に育っていく様が...青臭く、恥ずかしいけど
なんだか胸を打ちます。「声」が介在しない2人だけの方法に
よる会話が...ステキ。これ...やっぱ青春小説...だよねw?

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by neon_books | 2013-01-19 10:30 | 海外作家

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