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福田和代 / 碧空のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート (光文社/単行本)

航空自衛隊の音楽隊を部隊にした音楽と日常のミステリと
そして少しの恋愛がブレンドされた割とライトな方の(?)
福田作品。このテイストは...きっと有川浩作品のファン
にはストライクな気がします。

主人公の「佳音」は入隊中堅のアルトサックス奏者。
彼女の日常はまるで絵に書いたようなドジっ娘で
鈍感で、トラブルを引き寄せる不運体質。そんな
彼女達に、失われたスコアが突如匿名で返却されたり、
学生時代の謎、中学校の吹奏楽部から楽器のパーツが
連続盗難される事件、イラクから届いたメッセージなき
絵はがきの真意...など様々な謎を、朗らかに解決して
いく連作スタイル。

想像よりは演奏シーンや演奏者としての熱い想いや
音楽を小説で描写するパートは少なかったものの、
しっかりと取材に基づいた福田作品ならではの
東日本大震災後の彼等の心情、活動の描写は
ほんの少しだけ...なのにリアルに胸に響きます。

もし...続編があるなら...「佳音」の演奏者としての
夢である大きい舞台での活躍や、より深い音楽小説を
期待してしまいます。

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by neon_books | 2013-04-18 22:50 | 国内作家は~

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