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綾辻行人 / 人形館の殺人 (講談社/文庫)

館シリーズ4作目。実はここからが自分にとっては
シリーズ初読です。前評判から「人形~」は...
とか、異色とか、変化球とかの情報は得てたのですが...
本当に...変化球ですね。暴投と言ってもいいような気もします。
でも、暴投のクソボールなのに...何故かバットが出てしまう。
前3作があったからこそ出来たこの作品のプロットは
たった一回のみ使える必殺の一球。

彫刻家だった父親がかつて住んでいた京都の屋敷。そこは
マネキンが何体もオブジェの様に飾られた不思議な人形の館だった。
主人公「飛龍想一」が移り住んでから不思議で生臭い事件が
連続して起る。
単純には犯人探しがメインですが、読むにつれ今作が
醸し出す危うい雰囲気と隠し持った刃に少しづつ
引き込まれていくのは...なんだかんだ言って...面白い作品
なのではないでしょうか?

上手く言えませんが...「館シリーズ」や「新本格」、
そして「ミステリ」「推理小説」...と言ったものの枠から
一度逸脱する事の魅力。そうする事でその枠を今後も
続ける事に対して得るもの...そういった事を感じながら
書かれた作品なのかも...と思うと目くじら立てる作品な
ハズがないんですけどねw。これ以降の他の綾辻作品を
順番に読んでいくのが楽しみです。

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by neon_books | 2013-04-19 23:11 | 国内作家あ~

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