the books

2009年 11月 02日 ( 4 )




高田 郁 / 八朔の雪 みをつくし料理帖(ハルキ文庫/文庫)

新作が出ていたので未読だった作品をあわてて入手。
銀二貫よりも、軽い印象なのは短編連作だからでしょうが、
全く遜色なく素敵な作品です。
一話一話が短い分だけ、言い回しや、浪花節度も濃厚で
胸にググッと来ます。...というより...ほぼ泣いてたような状態で
読んでいました。やっぱりいいなー。素敵だなー。

登場人物の全てが粋で強くて優しくて、愛嬌があるんですよね。
いちいち全てが自分の弱くなった涙腺を刺激するんです。
浅田某のようなわざとらしさもギリギリ自分的には許容なので
ツボに入りまくってしまいます。
出てくる料理もどれも美味しそうで、気の合う仲間と気軽に
食べてみたいなーと思わせてくれます。

もちろん美味しい店はその料理でお客さんを魅了しますが
やはり、その味をだすのは「人」なんですよね。

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by neon_books | 2009-11-02 15:39 | 国内作家た~

三田村 志郎 / 嘘神(角川書店/文庫)

ホラー大賞の長編受賞作品。かなり若い作家さんのようですね。
装丁のイラストからも伺えますが、SAWシリーズのようなシチュエーション・
ホラー...っていうんですかね??
以前に読んだそういった作品もそうですが、この手法は「何故? そういう
シチュエーションに放りこまれたのか??」とかって意外とサラリとしか
触れずにいいような受け皿になってるの? 今作もその部分は後付けのような
印象を持ってしまいました。

高校生6人が閉ざされた異空間で繰り広げられる命を賭したゲームは
カイジ+ライアーゲーム的な展開。
鍵となる人物の圧倒的な悪っぷりが読むほどに違和感なくなってくるのが
面白い。ここまで腐った高校生がいたらスゲーなーとw。

勢いとアイディアのみの直球が自分には、イマイチ伝わらない作品では
あったのですが、若い人や、映画やコミックなど好きな方には
受け入れられそうです。

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by neon_books | 2009-11-02 14:09 | 国内作家ま~

吉永 南央 / Fの記憶(角川書店/ハードカバー)

「根本的なところで優しくない人間なんているんですか?」という
台詞が印象強い不思議な作品でしたね。
Fという男を記憶を濃厚に残した
人間たちの現在を描く3編と、そのF自身を描いた1編から
なる連作。
このFなる人物の現在が、それぞれ過去の記憶を引きずって
生きてきた3人の印象と離れているような気がします。

拍子抜けとは言いませんが、Fなる人物がどういった人間だったのか。
そして彼等の記憶にあるFはなぜ、それほどまでに記憶に
残っているのか...。その部分がイマイチ伝わりにくかっただけ
消化不良気味。不思議でそれなりに面白かったんですが...。

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by neon_books | 2009-11-02 10:56 | 国内作家や~

森福 都 / マローディープ 愚者たちの楽園(講談社/ノベルス)

まさにノベルスといった印象のライトミステリー。
コメディ要素も盛り込まれて飽きさせないように
書かれてはいますが...。うーん...やっぱり少々退屈...。

登場人物の多さと書き分けも上手くいってないのが残念。
作中に出てくるいくつかの恋愛ミステリー作品のように
読みやすいけど...薄い。
意図したところなのかな...と深読みしてしまいますね。

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by neon_books | 2009-11-02 07:55 | 国内作家ま~

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