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2009年 11月 16日 ( 6 )




桜庭 一樹 / 製鉄天使(東京創元社/ハードカバー)

全く予想してなかった内容にビックリ!
強烈な個性を放つ少女達の爆走ストーリー。
まさかの暴走族とは。しかも、「赤朽葉家~」の
スピンオフ作品なんですね...。全く知らなかったス。

異端の才能を持つ少女たちのスピードと
血に餓えたなんとも言えない青春期は
ヤンキーテイスト丸出しにはならないところが、
プロの、実力ある作家たる所以かしら?
表現や使う言葉でテイストって変わるもんですねー。

かなりコミックテイストな荒業な設定や、展開は
そういったスピンオフ的な内容だったからなのね。納得。

因みに機会があったんでサイン会なんぞに参加してきましたw。
桜庭さん自体が赤の特攻服に身を纏い、しっかり「小豆」
コスプレでサインしてました(笑)。

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by neon_books | 2009-11-16 17:16 | 国内作家さ~

久保寺 健彦 / 空とセイとぼくと(幻冬舎/ハードカバー)

これは...ズルい。こんなプロットを考えた時点で悪い訳ない。
無垢な少年と犬の波乱に満ちた青春小説。
いつも何をするにも2人は一緒に拘った設定が
ラストに向けて切なさマックスまで感情を追い込んでくる。
うー...ズルいー。勝手にホロホロ泣いてしまう。

主人公の零自身が歩んでいくなか、ホストになったり、
さらにはダンスを志すあたりは、もう安っぽいドラマ感
満載なのに、イヤじゃないんですよねー。これは零くんの
キャラの上手さと、セイという名の犬との繋がりが主軸に
なっているので、細かい状況は、興味のない題材なのに
グイグイと読まされてしまいます。

犬と少年のペアは幼少に観た「フランダースの犬」が
どうしても記憶に刷り込まれているので、無条件で弱い。

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by neon_books | 2009-11-16 15:13 | 国内作家か~

十文字 青 / 純潔ブルースプリング(角川書店/単行本)

ライトノベルなどで活躍してる作家さんの03年に
書かれた角川学園小説大賞受賞作。

ポップでクレイジーな青春小説ってことですが
ハチャメチャなキャラの高校生たちの奇妙な
学園生活を描いています。確かにポップっていえば
ポップなんでしょうが...。軽すぎる(笑)。

この前読んだ入間人間氏もそうなんですが、この
感覚には流石に着いていけてない自分がいます。
読みやすいし、ストーリーもシンプルでキャラと
会話のテンポも良いので苦ではないんですが、
全てに於いて重みがなくて、一見いい文章を
書いていそうなんですが、響くほどの重みや厚みが
自分には響いてこないんですよね...。老いるって...悲しい。

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by neon_books | 2009-11-16 13:22 | 国内作家さ~

小島 正樹 / 武家屋敷の殺人(講談社/ノベルス)

現実的にはどうかはさておき、事件の真相が
証されるラストはミステリー的にはしっくりくる説明で、
良くも悪くも上手く無難に着地。
ただそこに至るまでの探偵役の謎解きの説明の
無理矢理感が余りにも苦しく、ラストに証される(であろう)
展開が読めてしまうのは、様式美とはいえ、やや醒めてしまいます。

煽りにあるジェットコースター新感覚ミステリーとうたうには、
ややスピード感とインパクトが...足りないかなーと。

探偵役のコンビも、もしシリーズ化になるなら、
キャラ的に印象が薄いし...。むー。

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by neon_books | 2009-11-16 13:13 | 国内作家か~

アンソロジー / 探偵Xからの挑戦状! (小学館/文庫)

辻真先、白峰良介、黒崎緑
霞流一、芦辺拓、井上夢人
折原一、山口雅也の8名が寄せた短編集。
知らなかったことが悔やまれる、同名のドラマから
派生していたんですねー。しかもNHK。
ぶらタモリもですが、NHKってたまーにこういった
番組やってるもんなんですね。少しだけ見直しました。

個人的には井上夢人、折原一作品が好みの短編だったのですが
ドラマとしてして気になるのはやはり、キッド&ピンクの山口雅也作品。
これ誰が俳優だったんだろう??

こういったアプローチでのミステリを紹介するっては
きっと有効ですよねー。多くの人はやっぱりテレビからの
アプローチに弱いもんね。こうっやて頑張ってる人たちも
いるんだなーと。

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by neon_books | 2009-11-16 12:04 | 国内作家その他

矢作 俊彦+司城 志朗 / 犬なら普通のこと(早川書房/ハードカバー)

60歳でこの作品!なんて怖いじーさん達なんだ。
作中の主人公ヨシミの手を借り、非情に鉛玉を撃ちまくる
バイオレンスかつクールなクライムノベル!
恥ずかしながら両名とも全く知らなかったんですが、矢作さんは
結構多作なようで、タイトルからしてカッコいい、ハードボイルドを
書かれていそうだし、早速遡って読んでみようっと!

沖縄を舞台に繰り広げられる、2億円を強奪に向けた青写真が
崩れていき、なし崩し的に計画を修正するも、まんまと踊らされるヨシミ。
単なる小悪党ではなく、その悲哀や、深みが、さして多くない描写ですが
読んでいて汲み取れます。うーん...カッコええ。

最近の流行アイテムや、若者たちも無理なく
サラリと描けるような。こんなじーさまに
少しでもなりたいよねぇ。

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by neon_books | 2009-11-16 11:42 | 国内作家や~

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