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2013年 01月 16日 ( 1 )




宮内悠介 / 盤上の夜 (東京創元社/単行本)

第1回創元SF短編賞山田正紀賞受賞、にしてかなり変わった連作集。
今作がSFなのかミステリなのかも自分には分からないし、
更にところどころ難解で、付いていくのが少々大変では
ありました。
んが...。面白いです。
囲碁、チェッカー、将棋、麻雀…など盤上の勝負を題材にし
その対局の果てに、何が見え、待っているのか。
そして数学と人間の未知なる能力と一見、相対するものを
同一線上に置き、その更なる向こう側を描いているような
SFなのか...むしろもっと高尚な佇まいの作品。

個人的には麻雀、将棋くらいしか基礎知識がなかった為
その2編が非常に惹かれながら読んでましたね。特に
麻雀に至っては福本伸行の作品と少しダブらせながら
読んだりして...。闘配とか裸単騎とか...ちょっと
テンションあがりますw。

人が考えた盤上のゲームにも関わらず、ここまで
それぞれが歴史を持ち、未だに人の人生までも
狂わす事さえある、それぞれの盤上の勝負の
深み...では表せられない魔物の側面と宗教的で
すらあるその領域を息を飲んで感じる事の出来る時間。

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by neon_books | 2013-01-16 00:05 | 国内作家ま~

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